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オリンピック国立公園で8歳の子どもがクーガーに襲われる 遭遇に備えた対策を

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オリンピック国立公園で8歳の子どもがクーガーに襲われる 遭遇に備えた対策を

北米原産でネコ科の肉食動物のクーガーは、体重が150ポンド(約8.5kg)にもなり、体長は尾を含めて8フィート(約1.5m)以上にもなる。

7月29日午後6時30分ごろ、ワシントン州のオリンピック国立公園のレイク・エンジェルスで家族とキャンプをしていた8歳の子どもがクーガーに襲われました。

オリンピック半島、そしてその中心を占めるオリンピック国立公園はダイナミックな大自然が楽しめることで人気がありますが、野生動物も多く生息しています。

オリンピック国立公園の発表によると、今回子どもを攻撃したクーガーは、子どもの母親に大声を出された後、すぐに攻撃をやめたとのことで、子どもは軽傷で済みましたが、検査のため、地元の病院に搬送されました。

今回の件を受け、レイク・エンジェルスとヘザー・パーク、レイク・エンジェルス・トレイル、ヘザー・パーク・トレイル、スイッチバック・トレイル、そしてクラハネ・リッジ・トレイル全体が、一時的に閉鎖され、立ち入り禁止となっています。また、オリンピック国立公園は野生動物の観察、接触、攻撃に関する広範なプロトコルを定めており、これに従い、このクーガーが発見された場合、安楽死させられて公園から搬出され、なぜ攻撃したのかを知る手がかりを探るため剖検が行われるとのことです。

US Forest Service によると、北米原産でネコ科の肉食動物のクーガーは体重が150ポンド(約8.5kg)にもなり、体長は尾を含めて8フィート(約1.5m)以上にもなります。目撃されることはめったになく、人間を襲うことは稀ですが、他の野生動物同様、危険です。

今回子どもを襲ったクーガーは発見され次第、安楽死させられ、襲った原因を

クーガー遭遇に備えた対策

オリンピック国立公園の全域はクーガーの生息地域であることから、遭遇に備えて準備をしておくことが重要です。

オリンピック国立公園の公式サイトには、クーガーの生息地域に入る場合に知っておくべきこと、対策が掲載されています。ここではその一部を抜粋してご紹介します。

  • 一人でのハイキングやジョギングは避ける。集団で行動する。
  • 子どもには大人が同伴し、目を離さない。
  • ペットを同伴しない。
  • ハイキングの際は周囲に注意する。
  • クーガーに遭遇した場合、走らない。クーガーが本能的に攻撃する可能性がある。幼い子どもを抱っこして守る。
  • クーガーから目を離さず、向き合ったまま、両腕を振り、ジャケットを頭の上に掲げるなどしてできるだけ大柄に見せる。大きな音を立て、大声で叫ぶなどしながら、ゆっくり後退すること。
  • クーガーに向かって石や物を投げることも推奨される。

ニュースリリース全文はこちら

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