今年も確定申告(タックス・リターン)の時期がやってきました。
政府機関 IRS(アイ・アール・エス:アメリカ合衆国内国歳入庁)は、1月29日から4月15日まで確定申告(タックス・リターン)を受け付けています。
ここでは、IRSや公立図書館、非営利団体などが提供する無料の確定申告相談・作成サービスをご紹介します。
2023年の所得が$79,000以下の場合:IRS Free File
書類の確定申告に代わる、無料のオンライン申告プログラムです。2023年の所得が$79,000以下の場合のみ、個人または家族で利用できます。官民パートナーシップの一環で、主な税務ソフトウェアプロバイダがオンライン製品を無料で提供しています。2024年は英語版が8種類、スペイン語版が1種類用意されています。納税者はIRSのウェブサイトからアクセスする必要があります。
2023年の所得が$79,000を超える場合:IRS Free File Fillable Forms
IRSの Free File Fillable Forms は、紙のフォームの電子版です。IRS によると「自分で確定申告の作成をするのに慣れている人に最適」です。
一般的に所得が64,000ドル以下の人・障害者・英語をあまり話せない納税者
条件に合えば、IRS の Volunteer Income Tax Assistance(VITA)や Tax Counseling for the Elderly(TCE)を利用できます。出向く前に Publication 3676-B を確認して、持参するべき書類や情報をチェックしましょう(What to Bring)。
公立図書館や非営利団体の無料相談
シアトル公立図書館は、United Way of King County(UWKC)とAARP Foundationと協力し、1月から4月までの間、11カ所の図書館で無料の確定申告サービスを提供しています。
この無料サービスでは、訓練を受けたボランティアが質問に答えたり、個人の確定申告書の作成を手伝ってくれます。なお、事業税の申告には利用できません。
個人の確定申告に必要な申告書1040(読み方:ten forty)は、公立図書館の館内に置いてあるほか、IRS の公式サイトからダウンロードし、印刷することもできます。
なお、この無料サービスを利用するには、身分証明書や所得を証明する書類などを持参する必要があります。サポートを受けるための資格要件と必要書類の一覧は、上記のリンクでご覧ください。