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シアトルとベルビューを結ぶリンク・ライトレール「2 Line」、レイク・ワシントンの浮橋区間の開業は2026年予定

シアトルとベルビューを結ぶ「2 Line」は、レイク・ワシントンを横断する浮橋を走る
©︎SoundTransit
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去る5月10日、イーストサイドでレドモンド市のダウンタウンとメリモア・ビレッジを結ぶライトレール「2 Line」の延伸区間が開業しました

現在、「2 Line」の全12駅のうち10駅がすでに開業しており、残る区間は、シアトル市のジャドキンズ・パーク駅とマーサー・アイランド市のマーサー・アイランド駅を含む、レイク・ワシントンを横断する約7.4マイル(約12キロ)の区間です。

世界初の「浮橋を走るライトレール」が誕生する
©︎SoundTransit

サウンドトランジットの最新の見通しによれば、この区間の開業は2026年初頭になる予定です。これは当初目標としていた2025年末からの延期となります。

延期の理由としては、橋の上での特殊構造への対応や、一部コンクリート構造内部のボルト交換、電気系統の安全確認などが挙げられます。特にホーマーM.ハドリー浮橋(Homer M. Hadley Floating Bridge)上を走る区間は、世界初の「浮橋を走るライトレール」として技術的に前例がなく、慎重な施工と試験運行が必要です。

5月時点で、浮橋に至る両端の区間(シアトルのインターナショナル・ディストリクト駅からと、サウス・ベルビュー駅から)はすでに工事を完了し、現在は浮橋部分のレール設置と電力系統の最終調整が進んでおり、まもなく全線でのテスト運行が始まります。そして、夏以降にはより正確な開業時期が発表される見込みです。

進捗状況はサウンドトランジットの公式サイトで随時更新されているので、興味のある方はこちらからご覧ください。

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