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シアトルの注目ニュース&話題:2026年9月7日(月)〜9月11日(金)

Sailboat on calm water with Seattle skyline and Space Needle in the distance under a cloudy sky.
Image by Andrea Spallanzani from Pixabay
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目次

シアトル市長、警察署長強制辞任問題で市議会に文書回答

シアトル市議会公安委員長ボブ・ケトル議員が求めていた、ショーン・バーンズ前警察署長への「辞任要求」の理由説明について、ウィルソン市長側が11日、市議会に文書で正式回答しました。

  • 市長顧問は、市憲章上バーンズ氏の解任理由を文書で説明する義務はないとの見解を示し、「自身の政権方針に沿った体制を築く必要があった」と説明しています。
  • ケトル議員はこの解釈に異議を唱えつつも、事態の混乱を認めた上で、今後については、市長室と市議会が市憲章の規定に則って協力し、ウィルソン市長が選出し市議会が審査・承認するという手続きを経て、質の高い次期警察署長候補を見出していくことが重要だと強調しました。シアトル市が抱える治安上の課題を踏まえ、地域社会の安全と健康のためにこの問題に真剣に取り組む必要があるとも述べています。全文はこちら。
  • 7月26日の「バイト・オブ・シアトル」銃撃事件後の混乱が背景にあり、9月22日には公安委員会で続報の審議が予定されています。
  • ウィルソン市長の市議会への正式回答はこちら。

ワシントン州で先月313回の地震を検知 最大はヤキマ近郊のM3.1

ワシントン州とオレゴン州の地震を専門に観測している「Pacific Northwest Seismic Network(以下、PNSN)」は、2026年8月に両州で313回の地震を検知したと発表しました。PNSNはこの件数について「通常レベルの地震活動(This is a normal level of seismic activity)」と述べています。

  • マグニチュードの範囲はマイナス0.5〜3.1、深さの範囲は地表付近から最大43.45マイル(約69.9キロ)でした。
  • 最も規模が大きかったのは、8月11日午前9時23分52秒(太平洋夏時間)にヤキマの南南西14.85マイル(約23.9キロ)付近で起きたマグニチュード3.1の地震です。震源の深さは7.34マイル(約11.8キロ)でした。
  • 揺れを感じたと報告された「有感地震」は、USGS(米国地質調査所)の「Did You Feel It?」経由で2件でした。
  • 今回の地震はいずれも規模が小さく、道路の封鎖や交通機関の乱れ、避難情報などは出ていません。
  • PNSNのFAQによると、ワシントン州とオレゴン州ではマグニチュード1.0以上の地震が年間1,000回を超えて検知されるのが通常とされています。また、2024年は1年間で3,272回の地震が記録され、PNSN自身が「典型的な年」と説明しています。
  • 住民のスマートフォンに警報が届く地震早期警報システム「ShakeAlert」が作動するのは、マグニチュード4.5以上の地震が対象です。

シアトル市内のコヨーテ密度、州内の自然地域の約9倍 UWの研究チームが発表

キャピトル・ヒルのボランティア・パークで目撃したコヨーテ

ワシントン大学(UW)の研究チームが、「シアトル市内のコヨーテの生息密度がワシントン州内の自然地域より約9倍高い」とする研究結果を、学術誌「Environmental Research: Ecology」で発表しました。

  • この研究では、市内各所と、州北中部・北東部の自然地域で採取したコヨーテのふん842点を分析し、同じ個体のふんが何回採取されたかをもとに、密度を推定しています。
  • UW News によると、都市のコヨーテは野生の個体に比べ、殺されたり飢えたりする可能性が低く、都市で日常的に死因となるのは、車と病気のみ。野生では、オオカミやピューマなどの大型肉食動物や、家畜を守ろうとする人間に殺されることがあります。
  • 食べ物も多様で、都市のコヨーテの食事は野生の個体の2倍以上の多様さでした。ただし、ベリー類とウサギが上位に来る点は、都市も野生も同じです。シアトルでは過去数十年でウサギが急増しており(「バニー・ブーム」)、コヨーテを引き寄せた可能性があると指摘されています。
  • ペットや子どもへの注意、走って逃げないことなど、州魚類野生生物局(WDFW)の対処法が参考になります。

「SEA Spot Saver」11月30日で終了へ シアトル・タコマ国際空港(SEA)、保安検査の予約制度を廃止

シアトル・タコマ国際空港(SEA)は10日、保安検査場の待ち時間予約サービス「SEA Spot Saver」を、2026年11月30日をもって終了すると発表しました。11月29日までに登録された予約については、TSAチェックポイント4で引き続き利用できるとのことです。

運輸保安局(TSA)の新制度「Gateside by TSA PreCheck」開始 シアトルは対象外

運輸保安局(TSA)は10日、TSA PreCheck 会員向けの新しい特典「Gateside by TSA PreCheck」の運用を開始しました。これは、飛行機への搭乗券を持たない人でも、事前申請すれば空港の保安検査(セキュリティ)を通過してゲートまで入れるというプログラムです。現時点で対象は全米13空港のみ。シアトル・タコマ国際空港(SEA)は含まれていませんが、同空港は独自のプログラムを運用しています。

シアトル・シーホークス、劇的13-10逆転勝利 NFL開幕戦でペイトリオッツ撃破

2026シーズンの NFL 開幕戦が9日にシアトルのルーメン・フィールドで行われ、シアトル・シーホークスが第60回スーパーボウルの対戦相手だったニューイングランド・ペイトリオッツと再対決。ペイトリオッツが第3クオーターまで10-3とリードする展開でしたが、シーホークスは第4クオーターに10点を挙げて13-10で勝利するという、スリル満点の逆転劇となりました。

ワシントン州、2027年個人医療保険料の平均22.2%値上げを正式認証

ワシントン州保険局は9日、2027年の個人向け医療保険(州のヘルス・ベネフィット・エクスチェンジ経由)について、平均22.2%の保険料値上げを承認しました。9月10日にはエクスチェンジ理事会がこの料率を正式認証しています。

  • 約25万人の加入者に影響し、3年連続の二桁値上げとなります。
  • 主な要因として、医療費・処方薬費の上昇、連邦の保険料補助(プレミアム税額控除)の失効による健康な加入者の離脱などが挙げられています。
  • 加入登録は11月1日開始予定です。
  • ワシントン州では12社の保険会社が医療保険を販売することを承認されています。
  • 詳細はワシントン州保険局の公式サイトでご覧ください。

ウィルソン市長、銃暴力防止策を来週発表へ

シアトル市のケイティ・ウィルソン市長は8日、レイバー・デーの週末にベルタウン地区で相次いだ銃撃事件について声明を発表しました。

  • 3人が死亡、4人が負傷した事件を「悲劇的で許されない」としたうえで、来週にも「包括的な銃暴力防止戦略」(a comprehensive, focused gun violence prevention strategy)を打ち出す考えを明らかにしています。
  • 柱となるのは、コミュニティによる暴力の仲裁、特定の加害者に絞った「フォーカスド・ディターレンス」という手法、そして公衆衛生分野への投資です。
  • 市はSPD(シアトル市警)のデータをもとに、今年の銃撃・殺人件数はこの10年で最も少ない水準にあると説明していますが、ベルタウンの治安には懸念が付きまといます。
  • 予算案は数週間以内に公表される見込みで、続報が予想されます。

米、カナダ産乳製品や酒類などの輸入禁止へ カナダの報復関税発動に対抗

9月8日、カナダは対米報復関税(276億カナダドル相当、15~50%)を発動しました。これを受け、同日夜、アメリカのトランプ政権はカナダ産酒類の大半・乳製品の一部(ホエイプロテイン、糖蜜、ノンアルコールビール等)・モーターサイクル(オートバイ)等の輸入禁止措置を発表しました。輸入禁止は9月29日発効予定。

  • 関税の対象となるカナダ産アルコール類の一覧:ホワイトハウス公式サイト
  • 関税の対象となるカナダ産乳製品の一覧:ホワイトハウス公式サイト
  • 関税の対象となるカナダ産紙製品の一覧:ホワイトハウス公式サイト
  • 関税の対象となるカナダ産モーターサイクル(オートバイ):ホワイトハウス公式サイト
  • カナダによる報復関税は276億カナダドル(約200億米ドル)相当の対米輸入品を対象とし、税率は15%、25%、50%の3段階です。対象は鉄鋼・アルミニウム製品が全体の約3割を占め、他に乳製品、家電、農業機械、パルプ・紙製品、家具、衣料品、電子機器などが含まれます。2025年9月から続く自動車・鉄鋼・アルミニウムへの既存の対米関税は今回のリストとは別に存続しており、一部の鉄鋼・アルミ製品は既存の25%から50%へ引き上げられました。対象製品の一覧はカナダ政府公式サイト参照
  • ワシントン州はカナダが第2位の輸出先(年間約79億ドル)であり、輸入額も年間約178億ドル(過半がエネルギー)に上る、対加貿易依存度の高い州です。

バーク・ギルマン・トレイル、サンドポイント地区で舗装補修工事が開始

バーク・ギルマン・トレイル

シアトル市公園管理局は8日、レイク・ワシントン沿いにシアトル〜ボセルを結ぶバーク・ギルマン・トレイルの NE 65th〜77th Street 区間(サンドポイント地区)で樹木の根による路面損傷の補修工事を開始しました。

  • 天候次第で約3週間、9月末頃までに完了する予定です。
  • その間、トレイルは通行可能ですが、仮設砂利スロープが設置され、自転車利用者は工事区間で降りて歩く必要があります。
  • 工事区間を通って自転車通勤をする方は、時間に余裕を持って計画しましょう。
  • また、ワシントン大学沿いの区間では、2027年春着工の1,230万ドル規模の別改修も予定されています。
  • 詳細は同局の公式サイトで確認してください。

フェデラルウェイのワイルドウェーブズ、今シーズン限りで50年の歴史に幕

1977年の開業からピュージェットサウンド地域のファミリー層に親しまれてきたフェデラルウェイ市の Wild Waves Theme & Water Park のウォーターパークが、9月7日の営業を最後に約50年の歴史に幕を閉じました。

  • 運営会社 Premier Parks はプレスリリースで「コロナ禍後の営業再開以降、運営コストの上昇により多額の損失が生じ、2026年シーズン限りでの営業終了を余儀なくされた」と説明しています。従業員はフルタイム約35人、季節雇用約800人におよび、閉鎖の影響を受けます。
  • 跡地の活用計画については、倉庫の建設提案が提出されていると報じられています。
  • なお、9月26日から11月1日はハロウィンに合わせた BooVille が開催され、遊園地の乗り物、お化け屋敷などが楽しめます。また、Fright Fest も10月2日から11月1日まで開催されます。

シアトル公共図書館、システム大規模更新のため9月6日夜からサービス一時停止

シアトル公共図書館(SPL)は、館内システムの大規模刷新作業のため9月6日夜からサービスの一部を停止しています。

  • この計画は先月にはすでに発表されていたもので、オンライン蔵書検索、予約システム、電子書籍貸出、館内端末の利用などに影響が出るため、日常的に図書館を利用する方は作業期間中の代替手段を確認しておくと安心です。
  • 具体的な障害範囲や復旧見込み時期については公式サイトを確認してください。

シアトルのベルタウンで銃撃事件が連続発生

9月6日未明から7日未明にかけて、シアトルのベルタウン地区で3件の銃撃事件があり、少なくとも3人が死亡しました。

  • シアトル市警察のブログ(SPD Blotter)によると、6日午前0時42分ごろに Denny Way と Clay Street 付近で発生した銃撃で男性1人が死亡、2人が負傷。同日午前2時ごろには3rd Avenue と Branchard Street の交差点付近で女性が頭部を撃たれて死亡しました。
  • さらに7日午前0時前には、Elliott Avenue と Bell Street 付近で17歳の少年が死亡、21歳の男性が重傷を負っています。いずれの事件も容疑者は逮捕されておらず、警察が捜査を続けています。

ライトレール、ワシントン大学付近のトンネルで立ち往生

シアトル・タイムズによると、6日のアップルカップ終了後、大学フットボールのファンで混雑したサウンド・トランジットのライトレールがトンネル内で立ち往生しました。

  • サウンド・トランジット広報担当のレイチェル・カニンガム氏によると、北行きの列車がルーズベルト駅の南側で午後5時50分ごろに電力を失って停止したとされています。同社は午後7時までに1本目の救援列車でユニバーシティ・ディストリクト駅へ乗客を避難させ、2本目の救援列車も出動させました。
  • 午後8時までに全乗客の避難が完了し、ユニバーシティ・オブ・ワシントン駅とノースゲート駅間でシャトル列車の運行を始めたということです。
  • 同様の立ち往生は2021年のアップルカップ後にも発生しており、当時は満員の車両の重みでケーブルが損傷したことが原因とされていました。

アマゾン貨物機、マイアミ空港で滑走路をオーバーラン 5人死亡

9月6日午後(現地時間)、プエルトリコのサンフアンからマイアミ国際空港に着陸したネット通販大手アマゾン(本社:シアトル)の貨物機 Amazon Prime Air のボーイング767-300型貨物機が滑走路をオーバーランし、複数の車両に衝突しました。

  • マイアミデード消防によると少なくとも5人が死亡、5人が負傷し、うち3人が重体で外傷センターに搬送されています。
  • 事故直後には黒煙が立ち上り、連邦航空局(FAA)は空港に一時全面的な地上待機を発令しました。事故原因は現時点で明らかになっていません。
  • 米国では航空事故の場合、国家運輸安全委員会(NTSB)が調査を主導し、通常事故発生から数週間以内に予備的な状況報告が、最終的な原因究明報告書は1年前後かけてまとめられるのが一般的です。事故についてのNTSBによる記者会見は YouTube で閲覧できます。

カウボーイ・スペース、ケント市に大型施設を賃借

カリフォルニア州を拠点とする宇宙関連企業カウボーイ・スペース(旧アイサーフラックス)が、軌道上データセンター衛星のハードウェア生産拠点として、ケント市の29万1,035平方フィートの産業施設を賃借することがわかりました。GeekWireが5日から6日にかけて報じました。

  • この賃貸契約を仲介した不動産会社ニューマークが明らかにしたもので、新拠点では約300人規模の雇用が見込まれるとされています。
  • 同社は太陽光発電を電力源とする軌道上のAIデータセンター衛星群「スタンピード」を開発しており、今年5月にはシリーズBで2億7,500万ドルを調達し、企業価値は20億ドルと評価されています。
  • ケント市はボーイングの宇宙拠点やブルーオリジンなど宇宙関連企業が集まる地域で、同社はすでにシアトル近郊にエンジニアリング拠点を構えています。最初の打ち上げは2028年を目指しているとされています。

レイク・ワシントンで魚大量死 ライトレール設備の影響か

Courtesy of Sound Transit

レイク・ワシントンとシアトル都心部を結ぶI-90の浮き橋(うきはし:floating bridge)付近で、魚およそ2,000匹が死んでいるのが見つかった件で、サウンドトランジットは、浮橋の腐食を防ぐ「陽極ストリング」という設備が湖底に接触していたことが関係している可能性があると発表しました。

  • サウンドトランジットが運行するライトレールは、今年3月にこの I-90 の浮橋を横断する区間を開業しました。浮き橋上に敷かれた世界初の路線です。
  • 8月3日にワシントン州運輸局が魚の死骸を発見して以降、同社は潜水チームや魚類の専門家を投入して調査を進め、8月23日までに接触部分を引き上げる応急措置を実施しました。原因の特定にはさらに数週間かかる見込みです。
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