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シアトルの注目ニュース:2024年7月15日(月)〜7月19日(金)

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世界的システム障害 Windows 搭載機器850万台に影響

サイバーセキュリティ企業クラウドストライクが配布したセキュリティソフトウェアのコンテンツ更新によって、マイクロソフトのオペレーティングシステム「Windows」がエラーとなる障害が発生した件で、マイクロソフトは「現在の推定では、クラウドストライクの更新は全 Windows 搭載機器の1%未満に相当する850万台に影響を与えた」と、公式ブログへの20日付の投稿で発表しました。「割合は小さいものの、多くの重要なサービスを運営する企業がクラウドストライクを使用していることから、経済的および社会的に広範な影響を及ぼしている」。また、同社は、顧客のシステム復旧を支援するために数百人のエンジニアと専門家を動員し、「24時間体制で作業し、継続的な更新とサポートを提供」しているほか、顧客が Windows インスタンスをクラウドのプラットフォームで実行できるよう、Amazon Web ServicesやGoogle Cloudとも協力していると述べています。

世界的システム障害 クラウドストライクのコンテンツ更新による不具合が原因 シアトルでも各方面に影響

米国太平洋時間18日夕方、サイバーセキュリティ企業クラウドストライク(CrowdStrike 本社:テキサス州ヒューストン)が配布したセキュリティソフトウェアのコンテンツ更新によって、マイクロソフト(本社:ワシントン州レドモンド)のオペレーティングシステム「Windows」がエラーとなる障害が発生。クラウドストライクのCEOジョージ・カーツ氏は、セキュリティの問題やサイバー攻撃ではなく、すでに原因を特定して隔離し、修正を展開していると、X(旧ツイッター)に投稿しました。詳細は同社の公式ブログ参照。この障害は、Windows を搭載したコンピュータを使用している世界各地の空港、航空会社、報道機関、医療サービス、証券取引所、小売店など、多方面に影響を及ぼしています。

WIRED によると、米国時間19日午後までに、世界全体で4000便以上が欠航、35,500便以上が遅延となりました。

シアトル・タイムズによると、シアトル・タコマ国際空港の運営には影響はなかったものの、主にデルタ航空、アメリカン航空、ユナイテッド航空の便が影響を受けています。シアトル・タコマ国際空港は、利用する航空会社の最新情報を入手し、空港には時間に余裕を持って到着するよう呼びかけています。

カナダと米国の陸地の国境検問所にも影響が及びました。国境の検問所でのリアルタイムの待ち時間はこちらでご覧ください。

KUOW によると、ワシントン州の Washington State Emergency Management Division は、多くの人に不便をもたらしたものの、地域の緊急サービスや公共安全システムに重大な影響はないと述べています。

医療機関では、地域のコミュニティヘルス・センター、大手の Providence Swedish、MultiCare などが、医療記録へのアクセスに不具合があり、予約の延期が必要になることが予想されています。ワシントン大学病院やハーバービュー救急病院を含むワシントン大学病院は影響を受けたものの、全面的に復旧しています。シアトル子ども病院では、バーチャル・アージェントケアサービスが19日午後に復旧しましたが、外来クリニックは休業となっています。

MLB、2025年の公式戦日程を発表

MLB機構は18日、2025年の公式戦日程を発表しました。シーズン開幕戦は、3月18日・19日(日本時間)に東京ドームでロサンゼルス・ドジャースとシカゴ・カブスが対戦することがわかりました。日本でのMLB開幕戦は、2019年のシアトル・マリナーズ対アスレチックス戦以来6年ぶり6度目。シアトル・マリナーズのシーズン開幕戦は3月27日、アスレチックスとの対戦となります。

シアトル水族館、8月29日に最新アトラクション『オーシャン・パビリオン』をオープン

8月29日、総工費が1億6千万ドル、敷地面積が約5万平方フィートのオーシャン・パビリオンが、シアトルのウォーターフロントにオープンします。サステナブルな方法で調達された100種類以上の熱帯魚、無脊椎動物、植物が3,500匹も飼育され、「海のアマゾン」(Amazon of the ocean)と呼ばれるほど海洋生物の多様性に富んだコーラル・トライアングルの生態系が再現されているそう。熱帯の生態系の再現では、この地域最大のものになります。

女子バスケのレジェンド、スー・バードのバービー人形発売へ

アメリカの玩具メーカー「マテル」(Mattel)が、女子バスケのレジェンド、スー・バードのバービー人形を発売すると発表しました。バードは、2022年に引退するまで21年にわたるキャリアをシアトル・ストームでプレーし、4度のリーグ優勝に貢献したほか、米国代表選手に選ばれ、オリンピックで5個の金メダル、世界選手権で5個の金メダルなどを獲得しています。背番号10番は、ストームの永久欠番となっています。

ワシントン州予備選挙 8月6日

ワシントン州の8月6日の予備選挙(Primary Election)の投票の時期がやって来ました。この選挙では、連邦議会、州知事、州司法長官、州議会、および一部の地方職の候補者が、得票数で上位2人に絞り込まれます。そして、今年11月5日の一般選挙で、そのどちらかが当選します。ワシントン州は2011年から郵便投票制度を採用しているため、7月17日から、有権者登録をしている人に投票用紙が郵送されます。有権者には、郵送(8月6日までの消印が必要)、8月6日午後8時までに投票箱(ballot drop box)へ投函、投票所(voting center)で投票するという選択があります。2024年7月1日時点のワシントン州の有権者数は484万4553人です。詳細はワシントン州務長官室の公式サイトでご覧ください。

シアトル市、車両登録料金の一部を返金

シアトル・タイムズによると、車両登録(タブ)料金の値上げについて十分な事前通知がなされなかったという理由で、シアトル市の車所有者44,000人以上が10ドルの返金を郵送で受け取ることになります。シアトル交通局(Seattle Department of Transportation)からの通知にご注意ください。

ハイイロオオカミの個体数が増加

ワシントン州のハイイロオオカミは、密猟や殺害が原因で激減し、1974年に絶滅危惧種に指定されました。その後、個体数は増加に転じ、15年連続で増加を続けています。ワシントン州魚類野生生物局によると、今年は昨年よりも44匹多い、42の群れで260匹が確認されました。ワシントン州知事のニュースリリースによると、今年1月、州知事は家畜に接触したハイイロオオカミを合法的に除去する条件を同局に指示しましたが、その作成は現在進行中です。同局は19日、ハイイロオオカミは引き続き、絶滅危惧種としての指定を維持すると発表しました
ワシントン州の4つの保護カテゴリ:絶滅危惧種、危急種、敏感種、その他。

連邦政府、高速道路I-5 の橋の架け替えに15億ドルの拠出を決定

連邦政府が、ワシントン州バンクーバーとオレゴン州ポートランドの間の高速道路 I-5 の橋の架け替え工事の60億ドルの一部に当たる15億ドルの拠出を決定しました

OpenAI、ベルビュー進出を計画

OpenAI がベルビュー市で最大4万平方フィートのオフィススペースを探していると、シアトル・タイムズが報じています。将来的に拠点の規模を倍増する可能性があるそうです。

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