シアトルに春が来ると見かける、ふわふわとした綿毛のようなもの。
歩いていても、運転していても、公園で遊んでいても、あちこちから飛んできますよね。
公園の敷地にもこんなに積もっていて、まるで雪みたいです。
実はこれ、コットンウッド(cottonwood)という木の種子なんです。
北米大陸西部が原産で、北はアラスカから南はカリフォルニアまで、東はロッキー山脈でも見られるとか。木自体は20-45メートルぐらいまで成長するそうです。
種が飛び始めるのは、たいてい5月下旬から6月上旬にかけて。綿毛がついているので、種が遠くまで飛んでいけます。
シアトル・タイムズのこの記事『Fluff is survival tactic for a tough species: cottonwood』によると、種は20マイルほど飛ぶこともあり、24時間以内に芽を出すとか。さらに、種がなくても、落ちた枝とかから根を生やすこともできるとか。
ちなみに、コットンウッドはよく「花粉症のようなアレルギーを引き起こす」と考えられていますが、事実ではないそうです。