2016年11月4日、日本国政府とワシントン州との間で「運転免許試験の一部相互免除に関する協力覚書」が署名され、2017年1月4日以降、以下の制度が開始されました。
- 日本の有効な運転免許証を保有している方が、ワシントン州の運転免許証を取得する場合
- ワシントン州の有効な運転免許証を保有している方が、日本の運転免許証を取得する場合
いずれも、各運転免許当局がそれぞれの法令に基づき、学科試験および実技試験を免除することになっています。ただし、申請に必要な書類の提出、視力検査、申請手数料の納付等は免除されません。
目次
ワシントン州の運転免許証を取得する場合
ステップ1:在シアトル日本国総領事館で「自動車運転免許証抜粋証明」を交付してもらう
必要なもの:
- 日本国の有効な運転免許証(※2025年3月24日以降、マイナ免許証では申請不可)
- 有効なパスポート、または現地官憲当局が発行する写真付身分証明書
- 交付手数料
※交付には通常1~2開館日が必要です。
ステップ2:Driver Licensing Office で申請する
事前にオンライン申請(pre-apply online)をしておくと、窓口での時間が短縮できます。
ステップ3:最寄りの免許局オフィスで手続きを完了する
必要なもの:
- 日本の運転免許証(原本)
- 有効なパスポートまたは現地官憲発行の写真付身分証明書
- ワシントン州の住所を証明する書類
- ソーシャル・セキュリティ番号
- 発行手数料(fee)
- ステップ1で取得した「自動車運転免許証抜粋証明」
ステップ4:視力検査(vision screening)を受ける
最寄りの免許局オフィスでの手続き時に、視力検査を受けます。
ステップ5:免許証の交付を受ける
合格後、仮免許証が即日発行され、正式な免許証は7〜10日以内に郵送されます。
※詳しくは 在シアトル日本国総領事館「よくある質問」 および ワシントン州ライセンス局公式サイト を参照してください。
※ワシントン州ライセンス局発行のドライバーズガイド(日本語版あり)を必ず確認してください。
日本の運転免許証を取得する場合
- ワシントン州の有効な運転免許証を提示することで、学科試験および技能試験の免除を受けられます。
- 対象は、日本の法令に基づき「ワシントン州の運転免許証に相当する第一種運転免許」に限られます。
- 外国の運転免許証を取得後、その国に通算3か月以上滞在していたことを証明する必要があります(パスポート等で確認)。
- 必要書類には、ワシントン州の運転免許証原本と、その日本語翻訳文が含まれます。翻訳は JAF(日本自動車連盟) が有料で作成可能です(非会員も利用可)。
詳細は、各都道府県の運転免許試験場・免許センターにお問い合わせください。参考として、東京都の手続きは警視庁の公式サイトに掲載されています。