「量が多くて食べきれない…」「もったいないから持って帰りたい!」
アメリカのレストランでそう思った経験はありませんか?アメリカでは料理の量(ポーション)が多めで、食べ残し(leftovers)が出ることは珍しくありません。実はアメリカでは、料理の種類にかかわらず食べ残しを持ち帰ることは一般的で、ほとんどのレストランで持ち帰り用容器(to-go container)を用意してもらえます。
レストランで使える英語フレーズ一覧
以下の表は、食べ残しを持ち帰るときに役立つ表現をまとめたものです。
| シチュエーション | 英語フレーズ例 | ポイント |
|---|---|---|
| 自分で詰めたいとき | Can I have a box for this? Can I have a to-go container for this? Can I get a box for these leftovers? | 最も一般的な言い方。サーバーが容器を持ってきてくれるので、自分で詰めるスタイル。 |
| 店員に詰めてもらいたいとき | Could you box this up for me, please? May I have this wrapped up, please? | “Could you〜”で丁寧に依頼可能。フォーマルなお店でも安心。 |
| 複数の容器が欲しいとき | Could I have separate boxes, please? | 複数の料理を分けて持ち帰りたいときに便利。 |
| 店員から聞かれるとき | Would you like a box? Would you like me to box that up for you? Do you want to take this to go? | 食事が終わると店員からこう聞かれることが多いので、Yes, please. と答えればOK。 |
お店によっては「I can box it up for you.(こちらで詰めますね)」と言ってくれることもあります。
会話例
シチュエーション:食事を終えたあと
Server: Would you like a box for that?
You: Yes, please. Thank you.
Server: Would you like me to box it up for you?
You: That would be great. Thanks.
自分から頼む場合
You: Excuse me. Could you box this up for me, please?
Server: Of course. I’ll be right back with a box.
複数に分けて欲しい場合
You: Could I have two separate boxes, please?
Server: Sure, no problem.
このような短いやりとりを覚えておくと、実際の場面でスムーズにお願いできます。
「doggy bag」は今でも使う?

「持ち帰り用の容器=doggy bag(ドギーバッグ)」と覚えている方もいますが、最近はあまり耳にしません。上記の役立つ表現にあるように、ただ “box” というだけでも状況的にすぐわかりますし、“to-go box” や “to-go container” という方が違和感がありません。
持ち帰りのエチケット
- タイミング:食事が終わったあと、またはデザートを注文しないタイミングで頼むのが一般的です。
- 感謝の一言:容器をもらったら “Thank you” や “I appreciate it.” とお礼を伝えます。
- 分けて入れるリクエスト:料理を分けて詰めたい場合は “Could I have separate boxes, please?” と頼むと対応してくれることが多いです。
- 持ち帰り用の袋:店によって、おしゃれな袋や箱に入れてくれる場合もあります。カジュアルな店では袋はもらえないことが多いです。
- 「食べ残し」を意味する “leftover” をわざわざ使わなくても、”Can I have a box for this?” や “Could you box this up for me? Thank you.” のように言うだけで伝わります。
まとめ
アメリカでは食べ残しを持ち帰ることはマナー違反ではなく、ごく一般的な文化です。サーバーから “Would you like a box?” と聞かれることも普通で、持ち帰りたい場合は “Yes, please.” と答えるだけでOK。
食べ残しを持ち帰ればフードロス削減にもつながり、翌日のランチにでも楽しめて無駄がありません。アメリカのレストランを訪れる際は、ぜひ覚えておきたい便利フレーズです。

