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第47回 バレンタインデー

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心をこめてバレンタインの花をいけ、その写真を撮って、メッセージと共に、遠くに住む家族や友達にメールで送ることに

心をこめてバレンタインの花をいけ、その写真を撮って、メッセージと共に、遠くに住む家族や友達にメールで送ることに。

真知子・フォートさん

執筆者:真知子・フォート
2010年にワシントン州立大学のエクステンション・プログラムでマスターガーデナーの資格を取得して以来、コミュニティ・ガーデンや園芸相談、コミュニティガーデンの世話などボランティア活動を続けています。自宅のスタジオではイケバナ教室を開講中。初級クラスはオンラインでも受講できます。お問い合わせは machikofa@gmail.com まで。

草月指導者連盟会員、草月シアトル支部ボードメンバー、インターナショナルイケバナシアトル支部ボードメンバー

2020年はコロナの世界的な感染拡大で緊急事態が続きましたが、12月には異例の速さで完成したコロナ予防接種が始まり、2021年は明るいニュースもいくつか出てくる状態になったように思います。とはいえ、少しは上向きな気持ちになれたものの、コロナの終息にはまだまだ時間がかかり、我慢が強いられるようです。

コロナがあろうがなかろうが、庭の植物たちが元気に花を咲かせ、春の兆しを発信してくれるのは、毎春の行事です。

この冬は例年に比べ温暖で、昨年の暗く寒い12月初旬から咲き続けているピンクの小花がかわいらしく甘い香りのガマズミという低木(Fragrant Viburnum)に慰められ、また、黄色の花を咲かせている低木のロウバイ(Witch Hazel)、ミツマタ(Edgeworthia Chrysantha)、黄梅(Winter Jasmine)と続き、白い清楚な花々を咲かせている白寒椿(Camellia Winter’s Snowman)に癒されます。

スノードロップ

スノードロップ

地面に目をやると、いろいろな新芽が出ていてニッコリ。落ち葉を取り除くと、早春に咲き出す水仙(Daffodil)、スノードロップ(Snowdrop)、クロッカス(Crocus)、ムスカリ(Grape hyacinth)、ヒヤシンス(Hyacinth)たちが頭を出します。春は確実にそこまで来ています。(チューリップはリスに食べられて消えてしまうので、植えていません)

コロナ自粛暮らしで、自分にとって何が大切なのかということに気づかされました。当然、わかっていたことでも、日常生活の忙しさにまぎれ、あまり意思表示していなかった家族や友達への愛、感謝を再確認しました。2月14日はバレンタインデーですね。グッドタイミング!心をこめてバレンタインの花をいけ、その写真を撮って、メッセージと共に、遠くに住む家族や友達にメールで送ることに。「しばらく会えないけど、一人じゃない、みんなつながってるんだよ」というエールです。

絶対的に華やかで、イケバナ展示会や講習会でたまに見かける印象的な真っ赤なハート型の花のアンスリウム(Anthurium)

花材を考え始めて、最も人気のある真っ赤なバラはちょっと定番過ぎて飽きてしまいましたが、絶対的に華やかで、イケバナ展示会や講習会でたまに見かける印象的な真っ赤なハート型の花のアンスリウム(Anthurium)を近くの園芸店の観葉植物コーナーで買ってきました。熱帯植物の多年草で、光沢のある葉もきれい。ハワイではバレンタインデーに贈る花として、また、切り花としても人気だそう。室内の半日陰が適していて、冬は乾燥気味に管理し、暖房が効いた室内で乾燥が激しい場合は霧吹きで湿度を保ちます。

熱帯植物の多年草で、茎が太く、光沢のある緑色の葉は羽状に大きく切れ込んだり、葉脈間に穴があいてユニークなモンステラ

他に、花材としてポピュラーなモンステラ(Monstera)も買いました。熱帯植物の多年草で、茎が太く、光沢のある緑色の葉は羽状に大きく切れ込んだり、葉脈間に穴があいてユニーク。室内の窓辺や明るい日陰を好みます。冬の管理の仕方は、アンスリウムと同じです。

アマリリス(Amaryllis)

庭仕事で手がいっぱいで、室内の観葉植物の世話にまで追われてはリラックスする暇がなくなるので、極力買わないように心掛けていますが、いつの間にか増えて、今咲いているアマリリス(Amaryllis)、花が終わったクリスマスカクタス/シャコバサボテン(Christmas Cactus)、欄(Orchids)、多肉植物、そして、ゴムの木があります。

サンフランシスコベイエリアから当地へ引っ越してきた時に持ってきた唯一の植物、ゴムの木

このゴムの木は、サンフランシスコベイエリアから当地へ引っ越してきた時に持ってきた唯一の植物で、今では10フィートぐらいの高さになっています。なんと、私たちと共に36年近く一緒で、天井の高い半日蔭のダイニングルームの一角に陣取って、見守ってくれています。ちなみに、花言葉は「永遠の幸せ」。ほとんど手がかからず、水やりは土の表面が乾いた時だけ。冬場は乾燥気味にして、霧吹きを。有機コンポストは年に一回ぐらいでしょうか。

2月はまだまだ寒くて暗く、室内にこもりがちですね。ここ10年ほど、毎年、園芸愛好家には欠かせないシアトル・フラワー&ガーデンショウで元気をもらっていました。また、そのイベント中に、所属するインターナショナル・イケバナ展示会に作品を出品して、大いに楽しんでいました。今年はコロナ対策で初めて中止になりがっかりですが、庭造りも、イケバナ創作も続きます。

Happy Gardening and Ikebana! そして、Happy Valentine!

掲載:2021年2月

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