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日本に届け!シアトルからの復興支援 『Shout Out to Japan!』

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東日本大震災から丸2年を迎えた今月10日、復興支援イベント 『Shout Out to Japan!』 がシアトル・センターで開催され、日系コミュニティ関係者や地元の住民ら約1000人が来場した。

気仙沼 くわ茶・海苔の販売ブース

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会場となったフィッシャー・パビリオンには協賛企業や団体によるブースが並び、中央に設置された特設舞台では、さまざまな団体・個人がプレゼンテーションやパフォーマンスを披露して日本に応援メッセージを送った。2011年に日本政府が始動したアジア大洋州地域及び北米地域との青少年交流(キズナ強化プロジェクト)に参加している高校生たちも日本語と英語で体験を発表。昨年夏に同プロジェクトを通して日本を訪れたルーズベルト高校3年のナタリー・スピッターズさん(写真下)は、「悲しい出来事があっても互いに助け合うことのできる日本人の優しさに特に感銘を受けました」と語る。「東日本大震災が発生した1週間後に日本から交換留学生を受け入れることになっていたのですが、その時期に日本人とのつながりを持ったことで、もっと深く日本に関わりたいと思うようになりました。『キズナ強化プロジェクト』 で日本を訪れた時に彼女とも再会し、一生の絆を築いています。」

日本に届け!シアトルからの復興支援 『Shout Out to Japan!』

日本に届け!シアトルからの復興支援 『Shout Out to Japan!』

当日は、宮城県仙台市出身の元日本代表バスケット・ボール選手、阿部理さん(写真上)も参加。2012年からシアトルに滞在し、NBA を目指す傍らチャリティ活動にも積極的に取り組んでいる。「以前からいじめ撲滅活動に取り組んでいますが、チャリティ試合などを通して復興活動にも引き続き貢献していきたいと思っています」と語り、舞台上から日本にエールを送った。

日本に届け!シアトルからの復興支援 『Shout Out to Japan!』

イベントの様子はニコニコ動画を通してインターネットで生中継され、延べ4万5千人が視聴。主催したワシントン州日米協会のオルソン明子さんは、ソーシャルメディアの効果を強く実感する。「日本は深夜から早朝にかけての時間帯だったにも関わらず、これだけの視聴数を記録したのは素晴らしいこと。リアルタイムに見ている人の反応がわかるニコニコ動画によって、双方向のコミュニケーションが実現できたと思います。今回のようなメッセージ性の強いイベントでは、ソーシャルメディアをうまく活用することで、より大きなことができると感じました。」

スクリーンにはニコニコ動画の視聴者からの「ありがとう」「Thank you」などのコメントも流れ、まさに地理的な距離を超えたイベントとなった。

掲載: 2013年3月11日

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