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阪神・淡路大震災から22年 シアトルの「神戸の鐘」で追悼式

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多大な被害をもたらした阪神・淡路大震災の発生から22年となった16日、神戸市が姉妹都市シアトルに贈ったシアトル・センターの「神戸の鐘」で、地震が発生した1月17日(日本時間)にあわせて追悼式が開催された。

阪神・淡路大震災

シアトル市のヘヨック・キム副市長。2014年にシアトル市では初のアジア系アメリカ人女性副市長に。1962年に神戸市から贈られた神戸の鐘は、昨秋に屋根が一新された。

挨拶に立ったシアトル市のヘヨック・キム副市長は、被災地の復活力をたたえ、困難な状況でこそ連帯が必要と述べた。

阪神・淡路大震災

神戸市シアトル事務所の染谷哲也所長

また、神戸市シアトル事務所の染谷哲也所長は、この震災で最大の被害をこうむった神戸市長田区での被災の体験談を交えながら、耐震対策・地域の助け合いの大切さを訴えた。

阪神・淡路大震災

アメリカ椿大神社のバリッシュ宮司による祈祷の後、参加者は神戸から分灯した「1.17希望の灯り」をロウソクにともし、シアトル・神戸姉妹都市委員会のベンジャミン・エリックソン会長が神戸の鐘をつき、集まった約40人が黙禱した。

阪神・淡路大震災

姉妹都市となって今年で60周年を迎えるシアトルと神戸。今後もこの震災を両市で語り継ぎ、その教訓や新しい技術を耐震対策に確実に反映していくことが必要とされる。

掲載:2017年1月

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