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週末旅行におすすめ サンファン島のレイクデール・リゾートでの「グランピング」

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レイクデール・リゾート

キャンバス・テントでラグジュアリーに「グランピング」

遠すぎず、近すぎず、それでいて非日常的な時間をのんびりと過ごすには、ちょっと離れた島がおすすめです。

今回ご紹介するのは、シアトルとワシントン州フェリーで結ばれているサンファン諸島のサンファン島にある、レイクデール・リゾート。この湖畔のリゾートは、通常のキャンプと違った、ラグジュアリーなキャンプ、通称「グランピング(Glamping)」を体験できることで人気です。

ワシントン州フェリーで約1時間

ワシントン州フェリー

ワシントン州フェリー

シアトルから車で北へ約80マイル(128キロ)行ったところにあるアナコルテス市からワシントン州フェリーに乗り、フライデー・ハーバー市へ。乗船時間は直行なら約55分ですが、サンファン諸島のロペス島やショー島、オーカス島などに寄る便もあるので気をつけましょう。どの便も夏場は特に込み合うので、車ごと乗船する場合は早く到着しないと、目的の便に乗れないこともあるので要注意。可能であれば前もって予約するようにしましょう

アナコルテスを出発。取材したのは5月だったので、船内は暖かいものの、窓の外は霧と雲。船内のテーブル席には、乗客が楽しめるようジグソーパズルが置いてあります。誰かが途中までやったものにトライしてみるのも、なんだか面白いですよね。

森林に囲まれた3つの湖があるリゾート

フライデー・ハーバー

約55分後、サンファン島のフライデー・ハーバーに到着。水上飛行機の発着所もあるサンファン島最大の町ですが、人口は1万人未満です。車に乗り込んで下船して少し走ると、みやげ物屋やレストランやカフェが並ぶ、こじんまりとしたダウンタウンに入ります。

レイクデール・リゾート

レイクデール・リゾートまでは、そこから約5マイル(約8キロ)。片側1車線の田舎道をのんびり走っても、ものの10分で到着します。左手に看板が見えたら左折し、未舗装の道路を上って行きます。両側は森林で、いきなりたくさんの鳥の鳴き声が聞こえるので気持ちがいい。

レイクデールと呼ばれるのは、82エーカーの敷地内にドリーム・レイク、ネヴァ・レイク、フィッシュ・フック・レイクという3つの湖があるため。自然をできるだけそのままにしてある緑豊かな森林で、ホテル、ログキャビン、キャンバステント、エアストリーム、RV、そしてテントでの宿泊ができるようになっています。すぐに左手に見えてくる大きなログキャビンの前に駐車したら、チェックインの手続きをしましょう。

レイクデール・リゾート

レイクデール・リゾート

ロビーにはすわり心地の良さそうなソファがあり、暖炉には薪が燃えていました。窓辺にはチェスのボードが置かれたテーブル席、ドアの向こうには森林に囲まれた湖に張り出したデッキ。館内には10部屋しかないそうで、まだ寒い時期はこのホテルで静かに過ごすのも良さそう。

森林に囲まれた3つの湖があるリゾート

レイクデール・リゾート

チェックインを終えると、今日から2泊するキャンバス・テントへ。所要時間は車でものの1分。

キャンプというと、「持参したテントをキャンプ場で張って寝泊りする」というのが一般的ですが、このキャンバス・テントを使ったものは、キャンバスで作られた広々したテントにベッドなどの家具がついていて、ある意味で「普段の生活に限りなく近く」「快適」に寝泊りする「グランピング(Glamping)」と呼ばれます。形はとんがり屋根のテントだし暖房機器はないので、確かに「テント」らしさはありますが、内部は写真のように板張りの床にふかふかのベッド、カウチ、テーブルに椅子と、ホテルの部屋のよう。タオル、シャンプーやコンディショナー、毛布、ランプ、ティッシュ、キャンドル、鏡と、こまごましたものも備え付けられています。

レイクデール・リゾート

シャワーとトイレは共同なので、荷物を持って歩いて行きます。清潔に保たれていますが、ここの水はもともと薄く色がついているそう。気になったのはそれぐらいで、特に問題はありません。ただ、歯磨きには持参した水を使いたいかも?

キャンバス・テントとは言え、気温は普通のテントと変わりません。寝袋ではなく、ふかふかのベッドですが、やはり5月はまだ寒いので、寝る前には湯たんぽの配達サービスがあります。これを足元に入れてベッドに入ると、昼間の疲れですぐに眠ってしまいます。幼い子供連れでテントを張ったりする余裕がない場合や、テントでのキャンプに近いことを快適にやってみたい場合などにぴったり。

いろいろなアクティビティも楽しめる

レイクデール・リゾート

朝は鳥の鳴き声でにぎやか。敷地内のキャンプ場もまだ静かな時なら、テントから出て森林を散策するのもおすすめ。朝の澄み切った空気が心地よいはずです。

午前8時から、朝ごはんのテントがオープン。オートミールやゆで卵、ワッフル、コーヒーなどの簡単な朝食も宿泊に含まれているので、自分で用意する必要はありません。幼い子供を連れた家族からシニアまで、幅広い年齢層とさまざまな人種の利用者が、一緒に食べるというのもなかなかいいものです。

レイクデール・リゾート

広々とした敷地内では、釣りやカヤックなどが楽しめます。どれもレンタルできますが、持参するほうが便利。いろいろなクラフトのプログラムもあり、子供だけでも、または家族で記念の作品を作ることができます。この日は絞り染めの T シャツと、キャンドルの作り方を、職員が教えてくれました。このアクティビティは有料で、その都度、アクティビティ・センターで料金を支払います。このセンターは小さなデリにもなっていて、エスプレッソ・ドリンクやスナック、アイスクリームやホットドッグなども買うことができます。

ファーマーズ・マーケット

ローカルの食材を味わう

土曜日に島にいるなら、ファーマーズ・マーケットをチェックしてみましょう。毎週土曜日に開催され、地元の食材やクラフトを購入できます。地元の人によると、この日は気温が夏のように上昇したので(あくまでもノースウェストの夏ですが)、普段よりもにぎわっていたそう。

ファーマーズ・マーケット

ファーマーズ・マーケット

ランチに食べたグリルド・サンドイッチ。その場で焼いてくれるので、とてもいいにおいがしていて列ができていました。同じくサンファン諸島の島のひとつ、オーカス・アイランドで焙煎されたコーヒーは外せません。

レファーマーズ・マーケット

晩御飯には、リゾートから近い Westcott Bay Shellfish で購入した牡蠣をグリルしてみました。同店では牡蠣以外の貝類やカニも手に入るので、メニューが豪華になること間違いなしです。

普通のキャンプのように自然の中にいながらにして、より快適で贅沢な滞在が楽しめる「グランピング」。町に近いロケーションとあって、準備も最低限で良く、家族連れや大人数での利用にも便利です。この夏はぜひ、この「グランピング」で数日を過ごしてみては。

Lakedale Resort

【住所】 4313 Roche Harbor Road, Friday Harbor(地図
【グランピング宿泊可能な期間】 メモリアル・デーからレーバー・デーまで
【問い合わせ・予約】(800) 617-2267
【公式サイト】 www.lakedale.com

掲載:2014年5月 更新:2019年7月



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