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シアトルの最初のネイバーフッド「パイオニア・スクエア」必見のパブリック・アート

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Seattle Totem Pole

シアトル・トーテム・ポール

チーフ・シアトルの胸像のそばにあるç。もともとこの地にはシアトル商工会のビジネスマンらがアラスカでトリンギット部族から盗み、シアトル市に寄贈したトリンギット・インディアン・トーテムポール(Tlingit Indian Totem Pole)が1899年に設置されました。トリンギット族はトーテムポールの返却と共に賠償金2万ドルをシアトル市に要求しましたが、裁判所はビジネスマンらを有罪としながらも、わずか500ドルの罰金を科しただけにとどまり、トーテムポールの所有権は結局、シアトル市に与えられてしまいました。

しかし、そのトーテムポールが1938年に放火されて焼失したため、シアトル市はトリンギット族に正式に制作を依頼し、1940年に現在のトーテムポールが設置されました。このトーテムポールは、国定歴史建造物に指定されています。

Sun and Raven; Tsonqua, Bear, Killer Whale

オクシデンタル・パークにある2つのトーテムポール。高い方はアーティストの Duane Pasco 氏が1974年にワシントン州東部で開催された万博のためにヒマラヤスギを彫って制作した『Sun and Raven』。「ワタリガラスが世界に光をもたらした」という、ネイティブ・アメリカンの伝説を描いています。その隣にあるトーテムポールは『Killer Whale』 と呼ばれる作品で、オルカ(キラーホエール)の背びが彫られているのが特徴です。Totem Pole

プラザを挟んでこのトーテムポールの反対側にある2つのフィギュアは『Tsonqua』と『Bear』。両腕を広げ、口を結んだ『Tsonqua』は歓迎のポーズをとっているとされています。『Bear』 は、ネイティブ・アメリカンの伝説によく登場しますが、後ろ足で立ち、歯を見せているのが特徴です。

パーゴラ

パーゴラ

トーテム・ポールのそば、1st Avenue と Yesler Way の交差点にあるビクトリア調のパーゴラ。1906年にシアトルの建築家ジュリアン・エベレットによってデザインされ、1909年に設置されました。

2001年1月にトラックに衝突され完全に破壊されてしまいましたが、2002年に再建されました。設置当時の写真などはシアトル市の公式サイトで見ることができます。

Seattle Fallen Firefighters Memorial 消火活動で命を落とした消防員全員に捧げる記念碑

1995年1月5日にインターナショナル・ディストリクトの倉庫で発生した火事の消火活動で4人の消防員たちが亡くなりました。これがきっかけとなり、1889年のシアトル消防署の設置から今日までに消火活動で命を落とした消防員全員に捧げる記念碑が市民・消防員・企業・政府・団体などの寄付により制作されました。

この彫刻の消防員らがマスクをかぶっていることについて、ワシントン大学卒業生で制作を手がけたハイ・イン・ウーさんは、「この銅像は特定の消防員ではなく、シアトル消防署の制服を着た何千人もの消防員たちを表しています」と述べており、その言葉を彫った石碑が記念碑の足元に設置されています。

2001年には、9月11日にニューヨークとワシントン DC で起こった同時テロ事件の犠牲となった消防員らの冥福を祈り、たくさんの花束が添えられました。

シアトル市の公式サイトで、パブリック・アートの地図と一覧をご覧ください。

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