Uwajimaya Dragon
シアトルで活躍する切り絵アーティスト・曽我部あきさんの作品
宇和島屋ビレッジの入り口にある筒のようなタワーは、シアトルで活躍する切り絵アーティストの曽我部あきさんの作品。宇和島屋ビレッジのオープン記念にと依頼を受けたものだ。
パブリック・アートには重量や大きさなどにさまざまな制限が生じてくるのが常だが、曽我部さんは「苦労したところはなく、むしろ楽しかった」と言う。どのような作品でもその目的を第一に考え、そしてその背景を表現するべく制作を進めるそうで、この作品の場合はドラゴンの威厳とパワーに宇和島屋の歴史をこめる思いでデザインしたとのこと。曽我部さんのもとには、「店の前でドラゴンが舞っているのは縁起がいい」「ドラゴンの前が待ち合わせ場所になっている」といった感想が届いているそうで、「シアトルの名所の1つであるインターナショナル・ディストリクトに自分の作品があり、地元の人々にも観光客にも見てもらえることを、アーティストとして大変幸せに感じる」と語ってくれた。
曽我部あきさんのインタビューはこちら。
【所在地】 宇和島屋シアトル店(600 5th Avenue South, Seattle)
【作者】 曽我部あき
【制作年】 2000年
(掲載:2011年11月)