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ウマズラハギ (漢字名:馬面剥、分類: フグ目カワハギ科、英名: Filefish)

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日本にいる友人が長崎で食べたウマズラ(ウマヅラハギの別名)がうまかったと言うので、宇和島屋でも類似品が米国西海岸で手配できないか調べましたところ、残念ながら該当する魚がいませんでした。

ウマズラは30~40センチで黒青色をしており、北海道以南の東シナ海からアフリカまでの水深100メートルより浅い岩礁域や砂泥底域に大きな群れを作って生息しています。長い楕円形をしており、顔が長いところからウマズラという名前がつけられたのでしょう。以前は房総半島などの一部の地域で食べられていただけでしたが、1970年代から1980年代半ばごろの異常繁殖を機に、各地で食べられるようになりました。

定置網・巻き網・刺し網・底引き網などで漁獲され、鮮魚として、各種加工品として、用いられます。白身でやや硬く、秋から冬が旬。単価の高いカワハギやフグ類の代用としても利用され、カワハギと同様に調理されます。塩焼きや煮付け、刺し身、鍋の具などになり、特にキモは煮付けて食べるとうまいようです。カワハギと称してむき身で売られることもあり、みやげ物店に並ぶカワハギの干物の多くは、ウマズラのようです。

掲載:2006年12月

『お魚豆知識』 は、宇和島屋鮮魚部の沖良三さんが発行している 『Seafood Newsletter』 の一部です。宇和島屋の入荷商品やおすすめ商品の情報が満載ですので、ぜひご購読ください。お申し込みは seafoodnews@uwajimaya.com まで、日本語でどうぞ。

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