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アワビ (漢字名:鮑、分類:古腹足目ミミガイ科、英名:Abalone) (2)

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あわび

AC

日本での食用アワビの歴史は古く、干物にしたものを「ほしこ」と呼び、朝廷への貢物にしたと言われていますし、また、武士の出陣帰陣にはアワビの肉を長く 伸ばして干した物を祝いの食物としたとも言われています。

日本のアワビ類の総漁獲量は2,000~3,000トンで、その半分近くはエゾアワビが占めているそうです。最近各地で盛んとなっている種苗生産では、人口受精して育てた稚貝を天然の漁場に放流します。放流前は養殖池で微小海藻類を食べさせますが、この偏食によって殻の色は緑色となります。そのため、後に漁獲 されたエゾアワビのうち、殻の頂上部が緑色なのは放流したもの、そうでないのは天然発生したものと識別できると言われています。

昔はアワビはもっぱら乾製品で流通していたようですが、現在は活・生・冷凍・缶詰で流通しています。味が良いだけではなく、ビタミン含有量が多く、健康食品でもあります。

25年前頃、取引先の青森県の水産加工業者では、乾燥貝柱、および乾燥ナマコの生産の他、青森産の天然のアワビを天日で自然乾燥させる加工方法で生産した乾燥むき身アワビを販売していました。乾燥貝柱、乾燥ナマコ、乾燥アワビ等の高級3商品を日本の中華街また香港などへ高値で出荷しているようで、各商品とも乾燥の程度によって 価格が異なるようです。同社からウロ(アワビの内臓)を探してくれと言われ、一度カリフォルニア産養殖アワビの内臓(Viscera)をサンプルとして輸出しましたが、同社の珍味原料には合わなかったのか、商売にはなりませんでした。

2015年頃まで宇和島屋鮮魚部は活きたカリフォルニア産アワビ(red abalone:活養殖)を仕入れていましたが、管理が難しく生存率が悪いため、残念ながら販売を断念した経緯があります。

掲載:2009年2月 更新:2020年10月

『お魚豆知識』 は、宇和島屋鮮魚部の沖良三さんが発行している 『Seafood Newsletter』 の一部です。宇和島屋の入荷商品やおすすめ商品の情報が満載ですので、ぜひご購読ください。お申し込みは seafoodnews@uwajimaya.com まで、日本語でどうぞ。



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