米国では、アメリカ合衆国農務省(USDA)が定めた規定に従って生産された農作物や乳製品、加工食品のオーガニック食品が販売されています。オーガニック市場は拡大の一途で、オーガニック食品の売上高は、2008年の約203億9000万ドルから、2020年には約564億9000万ドルに増加しました(参考:Statista)。ここではシアトルでオーガニック食品を多く取り扱っているスーパーマーケットをご紹介します。
PCC Community Markets
ピーシーシー・コミュニティ・マーケッツ
1953年にシアトルで15家族が食料品を購入するグループを作ったのが、そもそもの始まり。その後、消費者協同組合形式の自然食品店としては米国最大規模の店 PCC Community Markets に成長し、2023年2月現在、9万5千人以上の会員を抱え、ピュージェット湾地域に16店舗を展開しています。
生鮮食品はワシントン州産のオーガニック食品のみなのが大きな特徴で、そういった食材をふんだんに使ったデリも人気(すわって食べられるスペースもあり)。小麦粉や豆、スパイスやコーヒーなどの量り売りコーナーもあります。
その他には、子供は果物を1個無料でもらえる(Free Fruit for Kids)など食育を考えたプログラム、フードバンクへの寄付の受け付け、さまざまなコミュニティ・イベントへの参加を行っています。
会員でなくても誰でも買い物できますが、会費(1回の支払いのみで、年会費などは一切なし)を払って会員になると割引がもらえたり、料理教室などのクラスも会員価格で参加できます。
【公式サイト】 www.pccmarkets.com
Metropolitan Market
メトロポリタン・マーケット
1971年に創業し、2021年8月現在、シアトル大都市圏に8店舗を展開しているスーパーマーケット。
生鮮食品ではワシントン州産のオーガニック食品を多く扱っています。デリで購入したものを食べるカフェスペースもあり。ローカルのグルメな食材がまとめて置かれているコーナーもあります。
【公式サイト】 metropolitan-market.com
Whole Foods Market
ホールフーズ・マーケット
1980年にテキサス州オースティンで4人のビジネスマンたちが創業し、全米各地に店舗のある自然食品・オーガニック食品が中心のスーパーマーケット。
生鮮食品はオーガニックとそうでないもの(コンベンショナル)のものがあり、ワシントン州産のものも置いてあります。好きな量だけ買える小麦粉や豆、スパイスやコーヒーなどの量り売りコーナーも人気。「ナチュラル」かどうかは、独自の判断基準を採用しているそう。注文して作ってもらうカフェスペースや、セルフサービス形式のデリもあります。
2017年8月に Amazon.com に買収されてからは、店頭に Amazon.com の製品も展示販売され、アマゾン・ロッカーが設置されるようになりました。
【公式サイト】 www.wholefoodsmarket.com
その他のチョイス
その他には、以下の店でもオーガニック食品を取り扱っています。
・宇和島屋
・Central Co-Op
・Town & Country
・Sprouts
・Amazon Fresh
・Trader Joe’s
・Costco
・QFC
・Fred Meyer
・Safeway
ローカルのオーガニック食品・自然食品を購入するなら、ファーマーズ・マーケットが一番です。詳しくはこちら。
更新:2023年2月