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平たい形がカワイイ!『西遊記』にも登場するドーナツ・ピーチ「蟠桃(ばんとう)」

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ドーナツ・ピーチ
手の平サイズのドーナツ・ピーチ「蟠桃(ばんとう)」

ドーナツ・ピーチを食べたことがありますか?写真のように、上から押して潰したように平たい形をした桃で、すぐにわかるはず。香りが良く、白い果肉はジューシーで、濃厚な甘味は日本の白桃に似ています。

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中国原産 日本でも人気

原産は中国で、中国語では「蟠桃」(Pan Tao)と呼ばれます。明の時代(14〜17世紀)に書かれた『西遊記』に「孫悟空が蟠桃を食べて不老不死になった」という場面があるように、中国では桃は不老長寿の果実として珍重されてきたそうです。

日本でも「蟠桃(ばんとう)」と呼ばれますが、果物なびによると、日本に持ち込まれたのは明治時代。でも、日本での生産量は多くないらしく、日本語で検索すると「幻の桃」「超レア」「希少価値が高い桃」などと書かれたコンテンツが目につきます。

アメリカには19世紀に登場 ワシントン州では6〜8月が旬

アメリカに持ち込まれたのは、日本に持ち込まれたのとほぼ同じ19世紀。形が土星(Saturn:アクセントはSaに置きます)の輪に似ているので Saturn Peach とも呼ばれますが、一般には Doughnut(Donut)Peach(ドーナツ・ピーチ)と呼ばれます。

写真は2023年にシアトルのPCCで販売されていた、ワシントン州産のオーガニックのドーナツ・ピーチ。シアトル地域ではこのように山積みにして売られているのが普通です。値段は、生産地や生産方法によって幅があります。

ワシントン州の楽しみの一つは、ローカル産の新鮮でおいしい果物がたくさん食べられること。りんごやレーニア・チェリーなどの甘いチェリーなど全米1位の生産量を誇る果物はもちろん、ピーチ、ブルーベリー、梨、ラズベリーなどいろいろ栽培されています。

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