1999年に『Titanic(タイタニック)』を大ヒットさせたジェームズ・キャメロンが製作総指揮を務め、テレビドラマとしては異例の高額な制作費が投じられました。2000年の放送開始時には高視聴率を記録しましたが、シーズン2開始直前に発生した9.11米国同時多発テロの影響により、「電磁波テロで荒廃したシアトル」という設定が不適切とされ、物語は方向転換を余儀なくされました。その後、放送時間の変更や視聴率低下が重なり、シーズン2で打ち切りとなりました。
- ジャンル:SF/サスペンス
- 放送期間:2000年~2002年
- 製作総指揮:ジェームズ・キャメロン
- 出演:ジェシカ・アルバ、マイケル・ウェザリー、リチャード・ガン、ヴァレリー・レイ・ミラー、ジョン・サヴェージ
目次
あらすじ
2009年、ワイオミング州にある国家機密のDNA研究所「マンティコア」から、遺伝子操作により生み出された人間兵士12人が脱走。それから10年後の2019年、脱走者の1人であるマックス(ジェシカ・アルバ)は、電磁波テロで荒廃したシアトルに身を潜め、仲間の行方を探していました。
ある日、マックスは盗みに入った建物で捕らえられますが、その人物こそが公共電波をジャックし社会の不正を暴くジャーナリスト「Eyes Only」ことローガン・ケイル(マイケル・ウェザリー)でした。マックスはローガンの活動に協力する代わりに、仲間探しへの支援を受けることになります。一方、脱走者を追うマンティコアの指揮官ライデッカー(ジョン・サヴェージ)もシアトルに迫っていました。
シアトルでのロケ地
撮影はすべてカナダ・バンクーバーで行われ、実際のシアトル市街地は使われていません。しかし、近未来の雰囲気を演出する中で、主人公マックスが考え込む場面などでスペース・ニードルが登場し、舞台設定としてのシアトルの存在感を印象づけています。