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シアトルで気になるマリファナの臭いと副流煙|子どもやペットへの健康リスクと対策

Silhouette of a child jumping with arms raised beside a tree and a resting dog at sunset on a grassy hill
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シアトルの街中や公園、観光地を歩いていて、「何やら独特な臭い」が気になったことはありませんか?

それはおそらく、マリファナ(marijuana、cannabis)の煙の臭いです。

ワシントン州は2012年に「21歳以上の大人が娯楽用のマリファナを一定量まで持つこと」を合法化しました。以来、公共の場でのマリファナの使用はワシントン州法(RCW 69.50.445)で明確に禁止されていますが 、ちゃんと守らない人は少なくなく、取り締まりも行き届いていません。

マリファナの副流煙には、THC(テトラヒドロカンナビノール)と呼ばれる成分が含まれており、副流煙を通じて体内に取り込まれると、子どもの発育やペットの健康に害を及ぼす可能性があります。

今回は、公的機関のデータをもとに、マリファナの副流煙による健康リスクと対策を公式情報をもとにまとめました。

目次

子どもへの影響

Close-up of a hand holding a lit joint outdoors as smoke rises against a blurred green background.
Photo by Elsa Olofsson on Unsplash

子どもの脳はおよそ25歳まで発達を続けます。CDC によると、その時期にTHCにさらされると、集中力・記憶力・学習面に影響が出るおそれがあることが複数の研究で示されています。また、定期的にマリファナを吸う人と暮らす子どもは、呼吸器感染症にかかりやすくなるという調査結果もあります。

さらに、「サードハンド・スモーク(三次喫煙 / Thirdhand Smoke )」という問題もあります。煙が消えたあとも、カーペットや壁・洋服の表面に有害な物質が残ります。ワシントン州保健局(DOH)は、特に赤ちゃんや幼い子どもは床を這ったり手を口に入れたりするため、大人よりも高い確率でこれらの物質にさらされると説明しています。

ワシントン州保健局 公式サイト: Thirdhand Smoke
CDC 公式サイト:Secondhand Smoke

ペットへの影響

Image by Foden Nguyen from Pixabay

犬や猫は人間よりも多くのカンナビノイド受容体を持っているため、THCの影響をより強く受けます。米国動物虐待防止協会(ASPCA)は、「マリファナは犬・猫・馬にとって有害(toxic)である」と明確に述べています。

副流煙にさらされたペットには、ふらつく・嘔吐する・震える・よだれが出る・瞳孔が開くなどの症状が出ることがあります。重い場合にはけいれんや意識の低下につながることもあります。

また、床に落ちた吸い殻や、マリファナ入りのお菓子(エディブル)を犬が誤って口にしてしまうケースも増えています。ペットに異変を感じたら、すぐに動物病院に連絡してください。何があったかを正直に伝えることが、適切な治療につながります。

子どもとペットを守るために

外でマリファナの臭いが漂ってきたら、その場をすぐに離れるのが一番です。

室内で誰かが吸う場合は、子どもやペットを別の部屋に移し、吸い終わったあとは十分に換気する必要があります。しかし、窓を開けるだけでは有害物質を完全には取り除けません。前述のとおり、「サードハンド・スモーク(三次喫煙 / Thirdhand Smoke )」という問題があります。

マリファナは成人の使用が法律で認められていますが、副流煙の影響は本人の意思とは関係なく周りの人たちにおよびます。子どもやペットは自分では逃げられません。周りにいる人がしっかり守ってあげてください。

マリファナ合法化の背景と現在の普及状況

2012年、住民投票(イニシアチブ502号)により、ワシントン州は全米でも早い段階で娯楽用マリファナを合法化しました 。目的は違法市場の排除と税収の確保とされています。

合法化から10年以上が経過した現在、使用者は増加傾向にあります 。ワシントン州保健局(DOH)の2021年のデータによると、州内の成人の約30%が「過去30日以内にマリファナを使用した」と回答しました。

ワシントン州のアルコールとマリファナを管理する Washington State Alcohol and Cannabis Board によると、マリファナの長期使用は、精神・身体の健康にさまざまな影響があることがわかっています。懸念がある方は、かかりつけ医(プライマリケア・ドクター)に相談してみましょう。

この記事を通して提供している情報は、一般的、及び教育的情報であり、読者個人に対する解決策や法的アドバイスではありません。 読者個人の具体的な状況に関するご質問は、専門家にご相談ください。

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