アメリカで働く場合はもちろん、銀行口座の開設、各種公的手続き、クレジットカードの申請、運転免許証の取得など、あらゆる場面で必要になるのが Social Security Number(SSN)/社会保障番号です。また、アメリカで生まれた子どもは、生まれた時点でSSNの登録が必要になります。
SSNは9桁の番号で、一度発行されると、生涯にわたって使用します。身元確認だけでなく、納税や社会保障給付を受ける際にも重要な番号となるため、正しく取得し、大切に管理しましょう。
SSNが必要となる主な場面
- 米国内での就労(雇用主への提出が必要)
- 銀行口座やクレジットカードの申請
- 税務申告(IRSへの提出)
- ローンの申請
- パスポートの取得
- 運転免許証や州IDの取得
- 公的給付や社会保障手当の申請
- 子どもの出生時登録(アメリカで生まれた場合)
誰がSSNを取得できるの?
- すべてのアメリカ市民は、ソーシャル・セキュリティ・ナンバーを申請できます。
- 一部の外国籍の方も、次の条件に当てはまる場合は申請可能です。
- アメリカで働く場合
- アメリカの学校に通う場合
- 就労以外の有効な理由がある場合
アメリカで生まれた子どもも登録
アメリカで生まれた子どもは、出生証明書だけではなく、社会保障番号の登録も必要です。通常、出産した病院が申請手続きをサポートしてくれますが、親が後日申請することも可能です。
SSNの申請方法【申請は無料】
アメリカ国内にいる場合は、オンラインで申請手続きを開始し、その後、最寄りのソーシャル・セキュリティ・オフィスに出向いて必要書類を提出することができます。申請が承認されると、14日以内に郵送でソーシャル・セキュリティ・カード(SSNカード)が届きます。
1. 申請用紙の準備
2. オンラインで申請を開始
- アメリカ国内にいる場合は、公式サイトからオンライン申請を開始し、その後、最寄りのソーシャル・セキュリティ・オフィスに出向いて必要書類を提出します。
- 申請が承認されると、約14日以内にソーシャル・セキュリティ・カードが郵送で届きます。
3. 必要書類の準備
- 身分証明書(パスポートなど)
- 移民ステータスを示す書類(ビザ、I-94など)
- 出生証明書(新生児の場合)
SSNが必要になった場合
- 外国籍の方(Noncitizens)
- 留学生(International Students)
- 外国人労働者(Foreign Workers)
- アメリカ市民の子ども(Citizen Children)
- DACA申請者(Deferred Action for Childhood Arrivals)
- DVの被害者(Domestic Violence Survivors)
ソーシャル・セキュリティ・カードが届いたら
社会保障番号(ソーシャル・セキュリティ・ナンバー)が記載された「ソーシャル・セキュリティ・カード」は、ペラペラの紙に印刷されたものです。なので、あまり重要な感じはしませんが、とても重要な個人情報なので、他人に公開してはいけません。
まず、氏名のスペルに誤りがないか必ず確認しましょう。
もし、氏名に間違いがあれば、すぐに訂正手続きを行う必要があります。正しい情報で登録されていないと、将来の年金受給や公的手続きで問題が生じる場合があります。社会保障庁の公式サイトで手続きできます。
SSNカードを紛失した場合
社会保障庁の公式サイトで、再発行申請が可能です。質問に回答して、オンラインで再発行申請ができるか確認してください。
個人の状況によって、オンラインで再発行の申請ができない場合があります。
まとめ
アメリカで生活するうえで、社会保障番号(SSN)は欠かせない重要な番号です。特に、アメリカで生まれたお子さんのSSNは、生まれた直後に必ず申請しましょう。申請は無料で簡単にできますが、必要書類の準備や記入ミスには十分注意し、正しく手続きを行うことが大切です。