長い夏休みが終わりに近づいています。この機会に、子どもの予防接種を忘れずに確認しておきましょう。この記事では、ワシントン州保健省が提供する情報をもとに、学校に通うために義務付けられているワクチンとその重要性についてご紹介します。
予防接種が重要な理由
予防接種(vaccination)は、お子さんを麻疹(Measles)、百日咳(Whooping Cough)、髄膜炎(Meningitis)などの深刻で予防可能な病気から守るための第一歩です。これらの病気は、適切に予防しない場合、肺炎(Pneumonia)や脳炎(Encephalitis)など、重大な合併症を引き起こすことがあります。
現在、ワシントン州では百日咳や麻疹の症例が増えており、学校や地域社会での感染拡大を防ぐために、すべての子どもたちが最新の予防接種を受けることが求められています。
学校が始まる前に必要な予防接種
お子さんの年齢に応じて、必要な予防接種が異なります。以下のガイドラインを参考に、予防接種を確認しましょう。詳細はワシントン州保健局の公式サイトでも確認できます。
4〜5歳
学校に通う前に、4歳または5歳のお子さんには、以下のワクチンを追加で接種する必要があります:
- DTaP(ジフテリア、破傷風、百日咳)
- IPV(ポリオ)
- MMR(麻疹、おたふく風邪、風疹)
- Varicella(水痘)
- B型肝炎ワクチン(未接種の場合)
9〜11歳
7年生に進級するために必要なTdap(百日咳ブースター)に加えて、以下のワクチンも推奨されます:
- HPV(ヒトパピローマウイルス)
- 髄膜炎ワクチン(Meningococcal)
これらの予防接種は、百日咳(Whooping Cough)や髄膜炎(Meningitis)、その他の予防可能な病気からお子さんを守ります。
16〜18歳
大学に進学する前に、以下のワクチンを確認しましょう:
- 髄膜炎ワクチン(Meningococcal)(2回目)
- 髄膜炎B(MenB)(リスクに基づいて推奨される場合あり)
大学でも学校や旅行プログラムなどで特定の予防接種の証明が必要になることもあります。事前に学校に確認しておきましょう。
予防接種を受けるタイミング
予防接種には効果が現れるまで時間がかかることがありますので、できるだけ早めに予約をしましょう。学校が始まる前にワクチンを完了させるために、数週間前に予約を入れることをおすすめします。

MMRワクチンの重要性
麻疹(Measles)、おたふく風邪(Mumps)、風疹(Rubella)のワクチンは、それぞれの病気の頭文字をとって「MMR」と呼ばれます。ワシントン州保健局は、このMMRには多くの誤解がありますが、以下の事実を知っておくよう呼びかけています。
- MMRワクチンは重篤な病気を予防する
麻疹(Measles)は、肺炎(Pneumonia)、脳の腫れ(Encephalitis)、聴力喪失(Hearing Loss)などを引き起こす可能性があります。 - おたふく風邪(Mumps)は聴力喪失(Hearing Loss)などを引き起こす可能性があります。
- 風疹(Rubella)は妊婦(Pregnant People)にとって非常に危険です。
- MMRワクチンは他の人も守る
ワクチン接種は、お子さんだけでなく、ワクチンを受けられない赤ちゃんや免疫力が弱い人たちを守ります。 - 麻疹(Measles)は迅速に広がる致命的な病気です。ワクチンは最良の防御策です。
- MMRワクチンは自閉症を引き起こさない
自閉症(Autism)とワクチンに関連性はありません。この誤った情報は1998年の撤回された研究に基づいています。
予防接種の記録を確認する方法
ワシントン州では、MyIR Mobile を利用して家族の予防接種記録をオンラインで確認できます。こちらのサービスを活用して、お子さんが必要なワクチンを受けているか確認しましょう。
まとめ
学校が始まる前にお子さんが必要な予防接種を受けることは、健康を守るために重要なステップです。予防接種を受けることで、お子さんとそのクラスメートを守り、学校生活を健康で安心なものにすることができます。MyIR Mobileを活用し、予防接種状況をチェックして、必要なワクチンを早めに受けるようにしましょう。
次にすること:
MyIR Mobile にアクセスして、お子さんの予防接種状況を確認し、必要なワクチンを予約しましょう。
