ワシントン州は地震多発地域にあり、沿岸地域は地震の発生時に津波の被害を受ける可能性があります。
そのため、ワシントン州沿岸に津波の危険を知らせる津波警報サイレンの設置が2005年に始まりました。その後、16年かけて122台が設置され、ワシントン州沿岸の津波サイレンネットワークが完成しました。
津波ネットワーク
この津波サイレンネットワークでは、122のサイレンが設置されています。
最新式の AHAB(All-Hazard Alert Broadcast)サイレンを使った津波警報サイレンが使われ、ワシントン州緊急事態管理局によって運営・維持されています。
津波サイレンの目的
ワシントン州緊急事態管理局によると、津波サイレンは内海岸と外海岸の危険性の高い場所に設置され、他の公的な警報手段を利用できない海岸沿いの人々やコミュニティのために、屋外で警報を発することを目的としています。
津波サイレンの音
サイレンが聞こえる範囲は約1マイル(約1.6km)ですが、地形や風向き、物理的な障害物(木や建物など)などの環境要因によって変化します。室内でサイレンを聞くことはできません。
津波警報(TSUNAMI WARNING)が出されると、サイレンはサイレン音と、高台への避難を促す英語とスペイン語の音声メッセージを流します。
また、10月の第3木曜日の「Great Washington ShakeOut」では、実際にサイレンを鳴らすテストも行われています。このテストでは、サイレン音の後に英語とスペイン語の音声メッセージが流れ、テストであることが説明されます。
毎月第一月曜日の正午に行われるAHABの津波サイレンシステムの定期テストでは、サイレン音ではなく、ウェストミンスター・チャイムが流れます。
ワシントン州緊急事態管理局は、津波が起きた際の避難経路の標識を改善することと、地域の関係者と協力して垂直の津波避難構造を作ることを次の課題としています。