こんにちは。ジャングルシティのお出かけ部です。
先月インタビューさせていただいた大江千里さんがスペシャルゲストの 『ミュージカル・ブリッジ・コンサート』。日系コミュニティならではのさまざまなパフォーマーが出演し、満員の会場がとっても盛り上がりました!
シアトル祭太鼓の元気な演奏で幕を開けたコンサート。フジマ・ダンス・アンサンブルによる日本舞踊で伝統の世界を垣間見た後、Wii/PS3ソフト 『ルーンファクトリー オーシャンズ』 のオープニングソングを歌った沖縄出身の歌手 CHI-KA さんや、シアトルで活動する日本出身のソウル歌手ミナミ・ヒューズさん、東日本大震災被災者への支援活動をしているシアトルの音楽家グループ 『Songs of Hope』 率いる子供合唱団 『Voice of Kids』 が、心に響く歌声を聴かせてくれました。子供たちはこれまでいろいろなところで歌っているので、とても落ち着いてました~。
そして、トリを飾ったのが大江千里さん。ポップスのシンガーソングライター・俳優として成功をおさめた後、40代後半でジャズ・ピアニストを目指してニューヨークの音楽大学へ留学、卒業後は自身のレーベルを立ち上げて日米で演奏活動をされています(詳しくはぜひインタビューをご一読ください)が、シアトルを訪れるのは今回が初めてとのこと。
英語と日本語で茶目っ気あふれるトークを交えながら、今年リリースしたばかりのアルバム 『Answer July』 収録曲、ジャズにアレンジした日本の童謡など、さまざまな曲を聴かせてくれました。アンコールで披露された、大江さんのポップシンガー時代のヒット曲を詰め込んだ演奏は、往年のファンの心を揺さぶったようです。
特に心に響いたのは、大江さんが被災地・熊本のために書いた 『Kumamoto』。先日シアトルで上映された映画 『うつくしいひと』 で映し出された熊本の美しい風景と重なり、復興を願う心を大江さんと共有したような気持ちになりました。
その上映会を主催した熊本地震被災地復興支援グループ、Kumamoto Aid from Seattle を立ち上げた今崎憲児さんは、「今回、大江さんの 『Kumamoto』 を生で聴いて心が揺さぶられ、これまでの活動が走馬灯のように思い出されました。コンサート後のサイン会で支援活動や熊本の家族のことをを話すと、大江さんが “お互いがんばりましょう” と言ってくださったので、思わずハグをしていまいました。演奏も MC もすばらしく、初めて聴いたアメリカ人の妻もすごく気に入っていました」「『Voice of Kids』 に参加している8歳の娘が『花は咲く』 を含む3曲を手話付きで歌う姿にまた感動。このような素晴らしいコンサートを主催してくださったシアトル日系人会のみなさんに感謝しています」と語ってくれました。
今後、日本人アーティストによるジャムセッションが企画される可能性もあるとか。その日を楽しみにしたいですね!