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第26回 シアトルの庭の冬支度

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ガーデニング
真知子・フォートさん

執筆者:真知子・フォート
2010年にワシントン州立大学のエクステンション・プログラムでマスター・ガーデナーの資格を取得。園芸相談、コミュニティガーデンの世話などボランティア活動を続けています。マスターガーデナーの資格を取得して以来、コミュニティ・ガーデンや園芸相談、コミュニティガーデンの世話などボランティア活動を続けています。また、2021年7月から自宅の庭で生け花教室を開講しています。お問い合わせは machikofa@gmail.com まで。

草月指導者連盟会員、草月シアトル支部ボードメンバー、インターナショナルイケバナシアトル支部ボードメンバー

この秋の紅葉は、いつになく赤や黄の色があざやかで美しかったですね!でも、2、3日前にまだ夏のようなラスベガスでの母校の卒業生総会から帰宅すると、美しい落葉樹の葉がほとんど落ちてしまって寂し気な様子。さらに、小雨しとしとと灰色、もう冬なんですね。先日は初雪が降り、あまりの変化の速さにちょっと戸惑っています。今回は庭の冬支度のお話です。

庭の冬支度は、霜が降りる前に。10月中頃からやり出すと、まだ暖かく晴天の日もあり、庭仕事も快適にはかどりますよ!

ガーデニング

最近、年のせいか、長時間の庭仕事が体にこたえ、体力に限界を感じるようになって、思い切ってユーテリテイ・ビークル(Utility Vehicle)を購入。ゴルフカートのような2人乗り小型車の後ろに荷台が付いていて、木の剪定作業で出たゴミ、雑草取りのゴミ、マルチング、暖炉の薪、砂利など一気にたくさん運ぶことができ、スイッチを入れると自動的に荷台が上がって、中の物が外へ押し出される仕組みになっています。機械が重労働のほとんどをやってくれるので、楽ちん! この前までは、何度となく重い手押し車を押して行ったり来たり、一日の終わりはぐったりで、なかなかはかどらなかったというのに、今回はたやすく、早く終えることができました!

花壇の冬支度:

宿根草や多年草の花が終わり枯れたものは、地上近くで取り除き、コンポストビンへ。一年草は根っこから引き抜いてコンポストビンへ。種が取れるものは取って紙袋に入れ名前を付けてガレージに保存しておく。霜が終わった頃、母の日以降、その種を庭やポットに蒔くいておくと、そのうちに花が咲き出してくるので楽し。花を咲かせてくれたお礼に、オーガニック肥料(10-10-10)をあげ、ウッドチップなどでマルチングして、雑草除けと寒さ対策を施す。忘れたら、肥料は早春でも良し。大きくなり過ぎた根は株分けして、お友達にあげたり、その植物の条件が合う場所があれば植える。また、この時期は、半額かそれ以上のプラントセールが多く、雨のお陰で移植や植え込みに良く、ランドスケーピングの再デザインに最適!早春に元気に花咲くクロッカス、水仙、ヒヤシンスなどの球根たちを忘れずに植え込んでね。

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野菜畑の冬支度:

トマト、キュウリ、ぺエパー、ビーンズなど、実りの終わった一年草の夏野菜を根っこから引き抜き、コンポストへ。雑草を取り除く。土の表面が綺麗になったら、オーガニックコンポストを加えて土に栄養を与え、コーヒービーンズの袋、それがなければ、落ち葉をかけておくと雑草除けになり、来春にはReady to go!写真はマスターガーデナー・デモガーデン内の野菜畑(Jennings Park, Marysville)。毎夏、一週間に一度、収穫した新鮮な有機夏野菜の数々をフードバンクに寄付しており、今年は2,444ポンド(1,108キロ)を寄付しました。

今年は、裏のイチゴ畑は株が古くなり、さらに、兎や鹿が頻繁に食べにきていたのでほとんど全滅しましたが、株は大丈夫なので、野生動物から守るため高さ8フィートの金網で囲った前庭の野菜畑に植え替えました。来春が楽しみ!イチゴを抜いた裏の畑は、料理をしていてハーブが必要になればすぐに取りにいける距離なので、ハーブガーデンにすることにしました。この話は次回に。

Happy Gardening!

掲載:2017年11月



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