シアトルと言えば「コーヒー・キャピタル」として知られ、スターバックスの創業の地としても有名ですが、 Overheard on Conference Calls による「アメリカの都市の人口一人あたりのコーヒーショップの数」ランキングで全米1位となったのは、マサチューセッツ州ボストンでした。

このランキングは Yelp の API を使ってアメリカの約100都市でのコーヒーショップの数を調べて作成したもの。人口10万人あたりのコーヒーショップの数でランク付けされた都市の上位10位は次のとおりです。
1位 マサチューセッツ州ボストン(61軒)
2位 ワシントン DC(58軒)
3位 ワシントン州シアトル(56軒)
4位 カリフォルニア州オークランド(55軒)
5位 ルイジアナ州ニューオーリンズ(49軒)
6位 ロードアイランド州プロビデンス(45軒)
7位 カリフォルニア州サンフランシスコ(44軒)
8位 ユタ州ソルトレイクシティ(44軒)
9位 ハワイ州ホノルル(42軒)
10位 ネバダ州リノ(41軒)
National Coffee Association によると、2015年のアメリカの国内総生産にコーヒーが占める割合は約1.8%で、金額にすると約2252億ドル。また、アメリカの消費者が2015年にコーヒーに費やした金額は740億ドルでした。コーヒー産業は1,694,710人の雇用を創出しており、納税額は280億ドルとなっています。
アメリカの公共放送 PBS によると、アメリカでコーヒーの人気が高まったのは、ボストン茶会事件(1773年)以降、紅茶からコーヒーに乗り換えることが「愛国的」とされたからだそう。「1971年に創業したスターバックスによってコーヒーがどこに行っても飲めるようになった」こともあり、ロイターが行った調査で18歳以上のアメリカ人の63%が「前日にコーヒーを飲んだ」と回答しています。