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ワシントン州のインスリー知事、新型コロナウイルス感染拡大に対処する緊急対策法案に署名

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ワシントン州のインスリー知事は17日、新型コロナウイルス感染症の拡大に対処するため、病院の収容能力の増加や検査の拡大などを盛り込んだ5つの緊急対策法案に署名しました。

最初の法律では、病院の収容能力、増加や検査の拡大、地域とネイティブアメリカンの部族の保健組織へのリソースの提供、最も影響を受ける人へのケアを強化することに2億ドル(約214億2730万円)が割り当てられます。

その他4つの法律では、医療従事者の採用の簡易化、緊急時の対応者の遠隔医療の拡大、州・学校職員の休職の柔軟化、休校中の時給職員の福利厚生の維持が盛り込まれています。

インスリー知事はこれらの法律に署名した後の記者会見で、ワシントン州で新型コロナウイルス 「COVID-19」 による重症患者の急増が予想されることから、州および連邦当局は、ワシントン州に緊急物資や物資を集めようとしていると説明しました。まもなく連邦政府から供給される病院の救急用ベッドを最大1,000床追加できる可能性があり、また、マスク、手袋、人工呼吸器などの基本的な医療用具を新たな供給源から調達するように努めているとのことです。また、医療機関は一般向けに新しいドライブスルー式の検査センターを開設し始めています。

ワシントン州保健局によると、州内の感染者数は17日に前日から108人増えて1,012人に達し、死者は7人増えて55人に。新たな死者7人は、3人がキング郡、2人がスノホミッシュ郡、2人がクラーク郡の在住者でした。

アメリカでは3月17日にウエスト・バージニア州で最初の感染者が報告されたことにより、全50州と首都ワシントン DC に新型コロナウイルス感染が広がったことが確認されました。ジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学センター(CSSE)の17日午後10時の集計では、2月29日にワシントン州キング郡で最初の死者が確認されてから、3月17日時点ですでにワシントン州(55)、ニューヨーク州(12人)、カリフォルニア州(6人)など全米各地で108人が死亡しており、今後も増えることが予想されています。



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