NBA理事会は25日、ラスベガスとシアトルにおける将来的な拡張(エクスパンション)の可能性を、リーグとして正式に調査・検討することを承認しました。これは拡張が最終決定したことを意味するものではありませんが、リーグが具体的な進出候補地を特定し、公式な評価フェーズに移行したことを示す重要な一歩です。
目次
拡張プロセスの正式始動
NBA 理事会はソーシャルメディアに下記の発表文を投稿しています。
The following has been released by the NBA. pic.twitter.com/SRIvFMcnlF
— NBA Communications (@NBAPR) March 25, 2026
- 戦略的アドバイザーの起用: 投資銀行のPJTパートナーズを戦略的アドバイザーに迎え、候補地の市場性、オーナーグループの資産背景、アリーナのインフラ、および経済的影響を厳密に評価します。
- NBA コミッショナー、アダム・シルバー氏のコメント: 「本日の投票は、これら2つの市場への拡張を検討することに対する理事会の関心を反映したもの。次のステップとして、関心を持つ関係者(入札希望者)との対話を楽しみにしている」
今回の決議により、NBAは「もし拡張するかどうか」という議論から、「特定の市場(ラスベガス・シアトル)で実現可能かどうか」を精査する実務段階へと進みます。
巨額の入札予想と今後のスケジュール(ESPN報道)
ESPNの報道によると、この調査プロセスを経て実際に拡張が決定した場合、入札額は1チームあたり70億ドルから100億ドルという記録的な規模になると予想されています。
- 今後のステップ: 数ヶ月かけて調査を行い、年内にも拡張を最終決定するかどうかの投票が行われる見通しです。
- ターゲット: もし承認されれば、2028-29シーズンからの参戦を目指して調整が進められます。
候補地の背景:シアトルの準備とラスベガスの勢い

検討対象がこの2都市に限定された背景には、既存のプロスポーツの成功があります。
- シアトル: 2008年のソニックス移転以来、NBAチームが不在ですが、改修済みのクライメート・プレッジ・アリーナという即戦力の施設があります(NHL シアトル・クラーケン、WNBA シアトル・ストームの本拠地)。ソニックスの復活を悲願とするファンの熱気が現在も続いています。
- ラスベガス: WNBAのエーシズが直近4年で3度の優勝を飾るなど、バスケットボール市場としての成熟が証明されており、スポーツ・エンターテインメントの聖地として有力視されています。
今後の展望
現段階では「調査の承認」に留まっており、最終的な32チーム体制への移行には、全30オーナー中23名以上の賛成による本決議を待つ必要があります。年内に行われる可能性がある最終投票の結果に、バスケットボールファンの注目が集まっています!

