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シアトルの主なビジネス&経済ニュース:2024年2月4日(日)〜2024年2月9日(金)

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2024年2月9日(金)

エクスペディア・グループ、次期 CEO にアリアーヌ・ゴラン氏を任命

エクスペディア・グループ(本社:シアトル)は、エクスペディア・フォー・ビジネスのプレジデントのアリアーヌ・ゴラン氏が2024年5月13日付でエクスペディア・グループのCEOに就任すると発表しました。ゴラン氏は2013年の入社以来、エクスペディア・グループでさまざまな幹部職を歴任し、直近ではエクスペディア・フォー・ビジネスのプレジデントとして、2023年のB2B売上高成長率33%(2022年比)など、卓越した業績を達成したとのことです。2020年からCEOを務めてきたピーター・カーン氏は、CEOとしての契約終了後は副会長兼取締役を務め、円滑な移行を進めます。発表全文はこちら

2024年2月8日(木)

ワシントン州の自動車保険、2024年に20%の値上げの可能性

ワシントン州では今年、自動車保険料が約20%値上がりする可能性があります。KING5によると、ワシントン州保険委員会事務局(Washington State Office of the Insurance)は、昨年、保険会社に対して平均24%の基本料率変更を承認していますが、その主な理由は、車の修理代が割高になっていることと、ワシントン州での重大事故の件数が増えているため。「データによると、2018年から2022年までのワシントン州の交通事故死者数は大幅に増加しており、2023年の交通事故死者数は過去数十年で最高となる見込みです。ValuePenguinによると、ワシントン州の車両保険は月平均128ドル。全国平均は月額165ドルで、ミシガン州は月平均386ドル、フロリダ州は平均249ドルとなっています」

キング郡保安官事務所、英語力が限られた個人の言語サポートを強化

2021年11月、司法省の公民権部門とワシントン州西部地区の米国検察官事務所は、キング郡保安官事務所が英語能力が限られた個人(LEP:limited English proficiency)に対して国籍に基づく差別を行った可能性があるという苦情を受け取りました。これを受け、米国司法省との合意の一環として、キング郡保安官事務所は、言語アクセスプログラムマネージャを雇用し、ほとんどの状況における言語サポートに、子ども、家族、その場に居合わせた人、そしてGoogle Translate のような電子翻訳ツールを使用することを禁止することを決定したと、シアトル・タイムズが報じました。また、ミランダ警告や苦情フォームなどの重要な文書を翻訳する他、言語プログラムマネージャは、各分署または契約都市ごとに言語アクセス係官を配置します。

2024年2月7日(水)

ファストファッションの『Shein』、ベルビューにオフィス開設

シンガポールを拠点とする低コストで流行のファストファッション大手の『Shein』は、ベルビューのダウンタウンにオフィスを開設すると発表しました。リリースによると、同社はベルビューのキーセンター(601 108th Avenue, Bellevue)にある約10,000平方フィートのオフィススペースをリースし、米国での受注から配送までの業務と物流のハブとして、アメリカの顧客サポートを強化するため、2024年末までにさまざまな職種で50人以上を採用する計画です。シアトル・タイムズは、「世界で最も急成長しているファッション小売業者の一つであるSheinのシアトルエリアのオフィスは、同社の米国での拡大の最新のステップ。労働慣行に対する批判を受けていますが、米国の証券取引所で公開を準備していると噂されている」と報じています。GeekWire によると、同じキーセンターに TikTokの親会社 ByteDance も入居しています。

PCC Community Markets、従業員との新たな労働契約を批准

シアトル発のコープ、PCC Community Markets が従業員との労働契約を批准しました。PCCはニュースリリースで、「このプロセスは2023年6月に始まり、PCCは素晴らしい職場であると同時に、長期的な財務的成功も確保する契約を目指していた。この承認された契約は、協同組合と労働組合の40年以上にわたる交渉の歴史で最も重要なものである。契約締結には8か月以上を要した」と発表しました。主なポイントには、賃金の引き上げと福利厚生の拡充、コープの理事会への従業員の代表者2人の選出などが含まれます。

2024年2月6日(火)

Amazon、ナイトマーケットの開催資金を寄付

Amazon(本社:シアトル)が、チャイナタウン/インターナショナル・ディストリクト恒例の秋のナイトマーケットの開催資金を寄付すると発表しました。シアトル・タイムズなどによると、同社は2006年から開催されてきたこのイベントが毎年数千人を動員してきたにも関わらず、コストの増加とスポンサーシップの減少が原因で今年は中止されたことに触れ、「ナイトマーケットが中小企業、地域文化、シアトルのコミュニティに与える肯定的な影響を考慮し、次の3年間にわたり継続することを確実にするために25万ドルを提供する」と説明しています。発表全文はこちら

ホテルの駐車料金 利用していなくてもデフォルトで請求するところも

ホテルの駐車料金がかつてないほどに値上げされ、時には車を駐車していない宿泊客にまでデフォルトで駐車料金を請求するホテルもあると、シアトル・タイムズが報じています。「ResortFeeChecker.comの調査によると、ホテルの駐車料金の平均は1泊44ドル。このサイトには10,000軒以上のホテルのデータベースがあり、そのうち約1,100軒が駐車料金を公開している」。ニューヨークではホテルの駐車料金が1日100ドル以上するところもありますが、原因は昨今の土地代の上昇、インフレ、駐車場維持費の上昇に加え、ライドシェアや公共交通機関を利用して車を使用しない宿泊客が増えていることで生じる収益の減少を補うため。値上げだけならまだしも、リゾートを使用しなくても請求されてきたリゾート・フィー(resort fee、または destination fee、amenity fee とも呼ばれます)と同様に請求してしまうところもあります。駐車場を利用しない場合は、支払いを拒否することができるそうで、宿泊客は予約前・チェックイン時・チェックアウト時に注意書きや請求書をよく読み、駐車料金の支払いを拒否する、フロントデスクが対応できない場合はマネジャーを呼んで交渉する、ホテル経営側にあたってみる、クレジットカードへの請求額の訂正を要求するといった方法が紹介されています。また、Forbes が紹介している対策には、宿泊施設のポイントやリワードを宿泊に使用する、宿泊施設のエリートのステータスを獲得する、リゾート・フィーの支払いを避けられるクレジットカードを使用するなどが含まれます。

ジャンク・フィー(ジャンク手数料)について

バイデン政権は昨年、ジャンク・フィー(junk fee:ジャンク手数料)を取り締まる新たな取り組みを発表しました。ジャンク・フィーとは手数料だけでなく、宿泊施設によるリゾート・フィーや航空会社の手数料も含むもので、企業が消費者への請求にこっそり上乗せする、隠れた不意打ち的な料金のことを指しています。同政権はこれが「コストを増加させ、経済全般にわたる業界の競争を阻害している」とし、「競争促進に関する大統領令」に基づく競争促進策の一環として、連邦政府機関、連邦議会、民間企業に対し、ジャンク・フィー(迷惑料)を取り締まり、消費者に前もって全額を提示するよう求めました。Forbes の2024年1月18日付けの記事によると、ジャンク・フィー撤廃法案は下院に提出され、現在審議中です。Conde Nast Traveler が「NerdWalletの最近の調査によると、リゾートフィーの平均は1泊42.41ドルだが、高いところでは1泊90ドル以上に達することもある。宿泊業界の研究者ビョルン・ハンソンによる2018年の調査によると、この料金はホテル業界にとって有利で、年間30億ドル近くに上っている」と解説しているように、リゾート・フィーは宿泊施設にとって大きな収益源。消費者は引き続き請求額を細かく確認する必要があります。

2024年2月5日(月)

シアトル〜ベインブリッジ・アイランドのフェリーターミナルの歩道橋が完成

ワシントン州フェリーのベインブリッジ・アイランドのターミナルの歩道橋が建て替えられ、今日オープンしました。もともとの歩道橋は50年前に建設された木造のものでしたが、新しい歩道橋は耐震上安全な鉄骨で補強されたコンクリートで造られたものです。このプロジェクトの詳細はこちら。ワシントン州フェリーは全米最大のフェリーネットワークで、シアトルと近郊の島やオリンピック半島を結んでいます。

ライトレール、通常運行を再開

1月13日から行われていたダウンタウンの地下トンネルの工事が予定通りの日程で終了し、シアトルのノースゲート駅とアングル・レイク駅を結ぶライトレールの通常運行が再開されました。ピーク時は10分おきの運行となっています。このライトレールはシアトルのワシントン大学、キャピトル・ヒル、ダウンタウン、シアトル・タコマ国際空港、アングル・レイクの26マイル(42km)を各駅停車で運行しています。サウンドトランジットの発表全文はこちら

2024年2月4日(日)

2026年FIFA ワールドカップ シアトルでは6試合の開催が決定

国際サッカー連盟(FIFA)は4日、史上最大規模となる48チームが参加する2026年ワールドカップの全104試合の日程を発表しました。今回の大会は、米国、カナダ、メキシコの3カ国で開催され、米国ではシアトルを含む13都市で60試合、メキシコ3都市で10試合、カナダ2都市で10試合が行われます。詳細は下記のリンクでご覧ください。

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