日本人の母親とアメリカ人の父親を持つ、京都生まれ・シアトル育ちのシンガーソングライター、エミ・マイヤーさんが、日本の人気バンド 『相対性理論』 のギタリスト・永井聖一と作詞作曲した楽曲『シアトル・グランデ』。ポップなメロディでシアトルを歌うこの楽曲のミュージックビデオをリリースしたばかりのエミさんにお話を伺った。
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エミ・マイヤーさんインタビュー 「ミュージシャンの道を後押ししてくれた人たち」
新しいPv、夏の思い出!同じくシアトル出身のラッパー、マックルモアのトランペット奏者も出演。https://t.co/S4quzhqbZv シアトルで撮りました! pic.twitter.com/wryY9sJV7x
— Emi Meyer (@EmiMeyer) August 30, 2016
– シアトルをフィーチャーした楽曲を作ったのはなぜ?
私のホームタウンについての歌を、日本語ですごく書きたくて。シアトルについての日本語の歌はありませんが、シアトルらしいイメージはたくさんあるので、それを歌詞に盛り込みたかったんです。
– このビデオに登場する人たちは?
トランペットを演奏しているのは、Owuor Arunga。彼の演奏を初めてナマで聴いたのはマックルモアの東京でのコンサートでした。エネルギーとカリスマにあふれる彼が出演してくれたら、このビデオはもっとすごいことになると思いました。そのほかの出演者は、ほとんどがシアトルの友人です。日本食レストランの Sushi Kappo Tamura オーナーシェフの太一さんは、2011年に被災地支援のチャリティコンサートをお店で開催させていただいて以来の友人です。
– シアトルに来たことがない人に、シアトルはどんなところと聞かれたら?
雨は多いけど、いろいろなタイプの人が共存していて、音楽にはとてもいいところ、と言いますね。もしいつも晴れていたら、インドアで歌を作ったりしていなかったかも。それに、観客にいろいろな人がいることを想像すると、とても深みと広がりのある視点で作品を作ることができます。
– エミさんにとって、シアトルらしさとは?
シアトルは本当にどんどん変わっていっていますね!この楽曲の出だしの言葉のように、”Slow Down” と歌いたくなります。今は東京に住んでいますが、シアトルに戻ってくるたび、新しいネイバーフッドが古いネイバーフッドの上に作られているのに気づきます。でも、シアトルは水と緑にあふれていて、一番きれいな場所のひとつ。新しいレストランも多くて、シアトライトはそれぞれのライフスタイルとファッションを持ち、それを誇りに思っています。
『シアトル・グランデ』は、エミ・マイヤーさんが日本語で歌った2枚目のアルバム 『エミ・マイヤーと永井聖一』(2014年リリース)に収録されている。
【公式サイト】 emimeyer.jp
掲載:2016年8月