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第137回 ワシントン州の Long Term Care Trust Act(長期介護保険制度)導入延期について

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第135回のコラムで、ワシントン州で長期介護保険制度が2022年1月から施行されることについて、簡単にご説明しました。

しかし、2021年12月17日付で、インスリー知事がその導入を延期することを発表しました。

主な理由は、州議員がこの長期介護保険制度の可決を得た2019年の段階で、現在はワシントン州在住でも退職後にワシントン州を離れる人が一定数いることや、障害のある退役軍人や軍人の配偶者、退職を間近に控えた労働者に対する福利に関する考慮に欠けていたことが挙げられます。

特に、この長期介護保険制度がERISA (Employee Income Security Act)や米国憲法、関連する連邦法に抵触するとして、数人の雇用者と従業員がワシントン州の提訴に踏み切ったことが、今回の導入延期決定に拍車をかけたと思われます。

現時点では、州議会で2022年と2023年に改正案が審議され、2023年~2024年に正式に施行されると予想されています。

シャッツ法律事務所
弁護士 井上 奈緒子さん
Shatz Law Group, PLLC
www.shatzlaw.com

当コラムを通して提供している情報は、一般的、及び教育的情報であり、読者個人に対する解決策や法的アドバイスではありません。 読者個人の具体的な状況に関するご質問は、事前に弁護士と正式に委託契約を結んでいただいた上でご相談ください。

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