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Seattle IT Japanese Professionals(SIJP)学生部ボランティア 吉田拓穂さん

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「子どもプログラミング講座」にて(左端が吉田さん)

吉田拓穂(よしだ・たくほ)さん
【学校】 ハイライン・カレッジ
【留学開始】 2012年5月
【課外活動の内容】 Seattle IT Japanese Professionals(SIJP)学生部 プロジェクト・リーダー
【将来の目標】 文化や思想を超えて人と人を繋げる仕事をしたい
【公式サイト】 SIJP
【連絡先】 LinkedInメール

もくじ

留学しようと思ったきっかけ

昔から日本を含めた世界の文化・思想に興味があり、それについてたくさんの本を読んできました。その中で、世界では大きく報じられているのに日本のメディアでは大きく報じられないことが多々あること、そして各国の人達と日本人の考え方に大きな隔たりがあることを知り、その理由について調べようとするうち、詳細な情報を知ろうとするとどうしても英語が必要になることに気づきました。

当時、英語がまったくできなかったので、もっと知りたいと思っても日本語ではどうしても限界があり、英語を学んでもっとたくさんのことを知り学びたいと考えるようになっていきました。日本で英語を勉強するという選択肢もあったのですが、英語を早く身につけるには英語圏に行った方がいい、直接海外の文化や思想に触れてみたいという気持ちを抑えられず、アメリカへの留学を決めました。

留学してからのユニークな体験

Seattle IT Japanese Professionals(SIJP)学生部は、シアトルの IT 業界で働く社会人と IT 業界に興味のある方の交流の場を設けるために創られた SIJP に所属する団体で、シアトル近郊の日本人留学生が参加しています。私を含む2~3名からスタートし、現在では約10名になりました。

以前はSIJP本体のイベントのサポートなどが主な活動でしたが、最近では第2回茶ッカソンを始めとした複数のイベントやプロジェクトを企画・実施しています。私は SIJP の講演会イベントに参加した際に、今崎会長に声をかけていただいたことがきっかけで、SIJP 学生部での活動を2014年9月からスタートさせました。

SIJP 学生部が大きく変わり始めたのは2014年12月13日に行った「子どもプログラミング講座」というボランティア企画からです。この企画は私が「日本人留学生にもっとボランティアをする機会を提供したい」「SIJP がお世話になっている Bellevue Children’s Academy のコミュニティに貢献したい」との思いから始まりました。この時の学生部は2名しかおらず、今崎会長の力を借りながら、私一人でボランティアの企画と進行を行いました。

「子どもプログラミング講座」の様子

その結果、多数の保護者の方々が申し込んでくださり、12名の学生ボランティアと共に約40名の子ども達に Scratch を使った簡単なプログラミングを教えることができました。後日、参加してくれた子どもの親御さんから「子どもが、『本当に楽しかった。プログラミングをもっと勉強したい』 と興味を持ってくれました。ありがとうございます。またこういったイベントを開いてくださいね」と、うれしいお言葉をいただきました。

これを受け、SIJP学生部でもイベントを積極的に行っていこうと、ボランティアの際に SIJP 学生部に入りたいと申し出てくれた学生2名を交え、SIJP 学生部のメンバーを増やしていくことになりました。

活動の内容

2015年5月30日にシアトルで2度目となる茶ッカソンを開催し、「留学」をテーマに、計9チームが問題提起及びそれを解決するためのアイデアを発表しました。茶ッカソンのイベント自体は東京やサンフランシスコなどでも行われていますが、今回の茶ッカソンが他と違うのは茶ッカソンの企画・進行を主導したのは SIJP の学生メンバーで、計42名の参加者の大多数が学生だったことです。

もともとこの企画は SIJP 学生部の「学生のためのイベントを開く」という意思と、今崎会長の「将来有望な学生をたくさん育てる」という意思から、「アイデアを生み出し、形にする機会を与えることで、力を付けてもらう」という目的が生まれ動き始めました。SIJP 学生部にとって初の大きなイベントだったため、わからないことが多く、開催費用や学生の集客方法などさまざまな課題がありました。しかし、最後までこの企画をやり遂げ成功させたいとの思いと、SIJP スタッフの方々の助けもあり、やり遂げることができました。

反省点は数多くありますが、学生の方々から「茶ッカソンに参加してよかった」との声を多数いただけたこと、そして一部のチームが茶ッカソンで発表したアイデアを実際にプロジェクトとして始めたことで、SIJP 学生部としての目的を達成することもできました。

SIJP はまだまだ新しい団体ですが、非常にエネルギッシュな人達で溢れています。その中には積極的に学生を支援したいと考えてくれている社会人の方も多く、SIJP 学生部では現在ウェブ・サービスを使ったいくつかのプロジェクトを企画し、IT 関係者からのアドバイスや支援を受けつつ進めていま

SIJP 学生部は学生が自らやりたいことをプロジェクトとして行い、やる気のある人達だけが引っ張っていく団体です。上記のウェブ・サービスを使ったプロジェクトの一つも私が発案し、「一緒にやりたい」と言ってくれたメンバーと進めています。まだ動き出したばかりですが、これからもさまざまなイベントやプロジェクトを企画・実施していく予定です。

今後の目標

現在は4年制大学への編入の準備をしていて、今後は SIJP 学生部のプロジェクトを通してプログラミングのスキルを身につけながら大学にてビジネスを学ぶ予定です。

IT にはまだまだ多くの可能性があると思うので、学生のうちにプログラミングを使っていくつかのウェブ・サービスを完成し、提供したいと思います。将来的には起業も考えていますが、あくまでも目的を達成させるための数多くある手段のうちの一つだと思うので、まずは自分に何ができるかを考えながら、将来の仕事を決めたいと思います。

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