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アメリカでクレジット・ヒストリー(信用履歴)を作る

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クレジット・ヒストリーとは、簡単に言えば、個人の信用履歴のことです。初めて聞く方にはピンと来ないかもしれませんが、外国から仕事や留学でアメリカに引っ越した外国人や、アメリカに住んでいても18歳未満の子どもたちは、通常、アメリカでクレジット・ヒストリーを持っていません。ここでは、クレジット・ヒストリーを作る目的と、クレジット・ヒストリーを作る方法を解説します。

もくじ

クレジット・ヒストリーを作る目的

クレジット・ヒストリーを作ることには、次のような目的があります。

  • クレジットカードを作る
  • 不動産屋ローンや学生ローンを借りる
  • アパートを借りる
  • 住宅を購入する
  • 携帯電話の契約をする

クレジット・ヒストリーを作る方法

クレジットカードを作る

クレジットカードを作ることは、クレジットヒストリーを確立し、構築する最良の方法の一つです。

米国でのクレジットヒストリーがない、または少ない人向けのクレジットカードを探してみましょう。

例えば、次の記事などが参考になります。

クレジットカードを作ることができたら、毎月の残高を期日内に全額返済し、支払いが遅れたりしないことで、良いクレジットヒストリーを作っていくことができます。

保証金を入れてクレジットカードを作る

上記でご紹介した記事にもありますが、銀行はクレジット・ヒストリーを作るための “secured credit card” を発行しています。これは、銀行に数百ドルの保証金(deposit)を預け、毎月の残高を期日内に全額支払うことにより、良いクレジット・ヒストリーを作っていくことができます。

期日通りにきちんと全額支払っていると、通常のクレジットカードに切り替えられます。保証金の最低額は200ドルが一般的ですが、中にはこれより低い額の場合もあります。

共同口座利用者になる

学生用クレジットカード(student credit card)も、secured credit card も利用できない場合、クレジットスコアの高い保護者や親戚などと、(1)共同の銀行口座を開設するか、(2)共同のクレジットカードのアカウントの利用者(authorized user)にしてもらうという方法もあります。これにより、自分も良いクレジット・ヒストリーを作っていくことができます。

家賃やその他の支払いを期日通りに行う

通常、家賃は信用情報機関に報告されないとされていますが、一部の不動産管理会社は家賃の支払いも信用情報機関に報告します。その場合、これが消費者のクレジットスコアに影響を与えることになります。

賃貸住宅に住んでいる場合、不動産管理会社に確認してみましょう。もし、「報告しない」と言われた場合は、きちんと期日通りに支払っていることを信用情報機関に報告するサービスを使ってクレジット・ヒストリーを作ることに使うこともできます。

その他にも、支払いを期日通りにしているものがあれば、エクスペリアンの Experian Boost®ø などの無料ツールを使って、クレジットスコアを作っていくことに利用することもできます。

学生ローンや車のローンの返済を期日どおりに行う

学生ローンの返済や車のローンの返済も、毎月きちんと期日通りに支払うと、クレジット・スコアにとても良い影響があります。でも、返済の遅れはクレジットに大きな悪影響があるので、自動引き落とし(automatic payment)を設定しておくことがおすすめです。

クレジット・ヒストリーを管理する信用情報機関

クレジット・ヒストリーは、米国の3大信用情報機関(credit bureau)である Experian(エクスペリアン)、TransUnion(トランスユニオン)、Equifax(エクイファクス)のうち少なくとも一つに作られます。

これらの信用情報機関は、消費者の信用報告書(credit report)を作成するためにデータを収集して管理しているので、消費者が融資やクレジットカードを申し込んだりすると、金融機関がこれらの信用情報機関から信用報告書とクレジット・スコア(credit score)を購入することが多いです。

信用情報機関の公式サイトや公式アプリでアカウントを作ると、自分のクレジットレポートやクレジットスコアを確認できます。

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