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ドジョウ (漢字名: 泥鰌、分類:コイ目ドジョウ科、英名:Amur Weatherfish)(1)

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細長い淡黄色の体をし、背びれと尾びれに淡黒色の線状の斑点があるドジョウは、口のまわりには10本のひげがあり、ウナギに似て粘液に富み、15センチほ どの大きさで、味も栄養価もウナギに劣りません。

分類学的にはウナギに似ているのですが、コイ科の近縁です。かつては水田などの灌漑用水路やため池、沼な どで天然ものが大量に獲れましたが、第2次大戦後は農薬の使用などで減少してしまいました。現在の産地は青森・宮城・茨城・千葉・新潟・香川などとなって いますが、天然ものでは色の黒い千葉県産のものが最上とされています。また、台湾、朝鮮半島、アジア大陸の東部一帯に広く分布しています。

北米大陸にドジョウは生息していないようです。栄養もウナギほどあり、酸素量の少ない状況下でも生存が可能なようでもあり、北米大陸でも 成長は可能と思われますが、何千年、何万年前に東アジア大陸からシベリア、アラスカを渡り北米大陸に到達したモンゴロイド系(幼児のおしりに青い斑点がある)も、また近年では日本人を含むアジアからの移民も、ドジョウを食料用の魚として移住時に持参しなかったか、あるいは持ってきても環境になれず死滅したか、その他の理由があったかと思われます。

掲載:2008年5月 更新:2020年4月

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