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シアトル留学生カフェ探訪 第16回『La Marzocco Cafe & Showroom』

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La Marzocco

みなさん、こんにちは!美羽です。

さて、半袖でアイスコーヒーを片手に日光浴を楽しむ人々をよく見かけるようになりましたね。シアトルにも夏が近づいているようです。

全シアトル住民が歓喜する雲一つない青空の下、私は少しどんよりとした複雑な心境。

その理由はもちろん「スリーブ」。そもそもスリーブとは、温かい飲み物が入ったドリンクにつける帯のようなもの。でも夏は冷たいドリンクを飲みたくなって、スリーブをもらう機会がめっきり減ってしまい、スリーブコレクターとしては少し寂しいような気がしています。今後は、アイスドリンクのカップにも積極的にスリーブを付けようと思います(笑)!

さて、アイスコーヒーが最高においしいと感じるこの季節、おでかけする機会も多いのではないでしょうか?私が今回紹介したいカフェは、シアトルのランドマーク、スペースニードル近辺にあります。

そして、今回のカフェは、ずばり「姿を変えるカメレオンカフェ」です!

どのように姿を変えるのでしょう?それでは、『シアトル留学生カフェ探訪』 第16回、スタートです!

La Marzocco Cafe & Showroom

今回私が紹介するカフェはクイーン・アンにある 『La Marzocco Cafe & Showroom』。

「La Marzocco」と聞いてピンと来る方も多いと思います。あのイタリアの老舗エスプレッソマシンメーカー 『La Marzocco』 のショールームを兼ねたカフェです!

実は、アメリカ支部の本社がシアトルにあり、ラジオ局 KEXP 本社の一階にカフェを構えています。

La Marzocco

中に足を踏み入れると、広くゆったりとしたカフェスペースが。座席も充分に多くあり、作業をしている方が多く見られました。

La Marzocco

そのカフェスペースに、エスプレッソマシンのショールームを兼ねたカフェカウンターがあり、ここでドリンクを注文します。私も荷物を置いて、キャッシャーへ。

今月は、テキサス州オースティンのロースター 『CUVEE Coffee』 から仕入れた豆で淹れるコーヒーやエスプレッソドリンクを楽しむことができます。店員さんにおすすめを伺ったところ、nitro cold brew(ナイトロ・コールド・ブリュー)というアイスドリンクを勧められました。

水出しコーヒーに窒素ガス(nitro)を注入したものをナイトロ・コールド・ブリューと呼ぶそうです。実は私は、シアトルに来て今までいつもホットドリンクを飲んでいたため、ナイトロどころかコールド・ブリュー・コーヒー(水出しコーヒー)自体が初挑戦。

また、せっかくエスプレッソマシンのメーカーのカフェに来ているのだから、エスプレッソドリンクを飲みたい!と思い、同じロースターの 「STELLA COMETA」という種類の豆のラテを一緒に注文しました。

当然ですが、エスプレッソマシンは「La Marzocco」です。

La Marzocco

こちらがラテ(8oz)とナイトロ・コールド・ブリュー・コーヒー(16oz)。

ラテはさらっとした飲みごたえだったのですが、味がとても濃くて美味しかったです。そしてナイトロ・コールド・ブリューなのですが、単に変わった淹れ方をするアイスコーヒーだと勘違いしていたので驚きました(完全に勉強不足です(笑))。味が全然違います。ほんのり甘く、非常にクリーミーな味わいで、本当に美味。ハマります(笑)。

La Marzocco

フロアの奥には、シアトルのラジオ局、KEXP のスタジオがあり、カフェスペースに面している窓から放送中の様子を伺うことができます(無料ツアーも実施しています)。カフェの BGM はもちろん生放送中のラジオ。

La Marzocco

普段からラジオを聞きながら作業を行うという方もいらっしゃるのではないでしょうか?すぐ隣で生放送中のラジオを聞きながらカフェでゆっくり作業をする時間、なんとも贅沢でした。

さて、ここで、私がこのカフェを「カメレオン」と表現する理由について説明します。

La Marzocco

この写真は、4月にこのカフェを訪れた時のものです。

なんだか店のレイアウトやマシンの配置、雰囲気までが異なるように思いませんか?

実は、このカフェ、豆を仕入れるロースターやカフェを毎月変えており、その仕入れ先にあわせてドリンクの淹れ方からメニュー、内装やカップまで変えることもあるそうです。

ちなみに5月のロースター 『CUVEE Coffee』 は、ナイトロ・コールド・ブリューが有名な店なので、専用のビールのようなタップを設置したそうです。先月訪れた際にはなかったので驚き。

「カメレオン」という表現は私が勝手につけたものですが、仕入れ先に合わせて、豆だけではなく淹れ方まできっちり仕入れる、徹底的かつ素敵なこだわりを感じ、このカフェが大好きになりました。

La Marzocco

4月はボストンにある老舗ロースター 『George Howell』 とコラボしていました。このカフェでは毎月フィーチャーされるロースターの豆が購入できるのですが、月末だったためか、ほとんど売り切れていました。残念です。でも有名店のコーヒーが飲めたので大満足。

La Marzocco

今月の 『CUVEE Coffee』 はアパレルも販売されていました。青のテーマカラーが夏らしく、ポップでかわいい!

シアトルにいながらアメリカ各地の有名カフェやロースターのコーヒーが楽しめるので、ちょっと旅行に出かけた気分になります。次はどこのコーヒーが飲めるのかなと、毎月ワクワクしますよね!

つまり、今回紹介したドリンクは5月限定です。ナイトロ・コールド・ブリューを試してみたいという方は、5月中に行かれることをお勧めします!

La Marzocco

ちなみに、カフェの奥には「La Marzocco」のエスプレッソマシンがいくつか展示されています。バリスタではない私がエスプレッソマシンを表から見ることはほとんどありません。ドリンクを待ちながらじっくりマシンを眺める時間も楽しかったです。

La Marzocco

毎月通いたくなるカメレオンカフェ、いかがでしたでしょうか?ラジオを聞きながら、老舗エスプレッソマシンメーカーが厳選するロースターのコーヒーを楽しむ贅沢な時間をぜひ体験してみてください。

もちろん私も毎月通います(笑)!

Thank you for a great time and coffee!

次は、来月のハーフマラソン(Rock ‘n’ Roll Marathon)に向けてトレーニング真っ最中の真洋さんです。

La Marzocco Cafe & Showroom
472 1st Avenue North, Seattle(地図
【席数】約90
【公式サイト】www.lamarzoccousa.com ※最新情報はインスタで!
【Wi-Fi】 あり
【電源】 席によってはあり

興梠美羽

興梠 美羽(Myu Korogi)
1996年、宮崎県宮崎市生まれ。実家は創業105年になるうどん屋を経営。幼いころから食とビジネスに興味があり、高校卒業後は関西にある大学の農学部に進学。現在は休学してIBPプログラムでワシントン大学に留学中。コーヒーをテイクアウトするともらえるスリーブを集めるのがマイブームで、基本的に TO GO(テイクアウト)で注文する。留学4ヶ月でコレクションは既に60枚以上。

掲載:2018年5月

このコラムの内容は執筆者の個人的な意見・見解に基づいたものであり、junglecity.com の公式見解を表明しているものではありません。



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