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シアトル留学生カフェ探訪 第8回『Cafe An’Clair』

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Cafe An'Clair

こんにちは!留学開始から半年、スリーブ集めが習慣化している美羽(みゅう)です。

先日、これまで集めてきたスリーブを数えたところ、なんと80枚を超えていました!(笑)

実は、スリーブ集めと言っても、いろいろな種類のスリーブをコレクションすることが目的ではありません。

カフェを訪れる際、そのカップのスリーブにその日の日付とカフェの名前、頼んだ飲み物を記入し、カフェでぼんやりと考えたことを綴る、いわば日記のようにスリーブを使っています。私にとってカフェとは、物思いにふけることのできる大切な場所であり、自分と向き合う大切な空間を与えてくれるものです。そんな理由で、スリーブ含め、カフェの雰囲気やデザインが良いと、自然と心地よくなります。

さて、今回は、スリーブにもきちんとこだわるかわいらしくて素敵なカフェの紹介です。

では、『シアトル留学生カフェ探訪』 第8回のスタートです!

サウス・レイク・ユニオンの新顔

Cafe An Clair

今回訪れたのは、サウス・レイク・ユニオンについ2か月前にオープンした 『Cafe An’Clair』。

入ってまず感動したのは、インテリアのかわいらしさです!

Cafe An'Clair

白を基調とした店内には、大きな窓から光が差し込み、電気カバーやトングなどの道具類はピンクゴールドで統一されています。シンプルなデザインなので、かわいらしすぎることもなく、店内には女性の方はもちろん、男性の方もたくさん。それぞれの時間を過ごしていました。

キャッシャ―に向かうと、やはり今回も、ディスプレイ内のデザートに目がいきます(笑)。スコーンやサンドイッチなど、美味しそうな食べ物が並ぶなか、ひと際目立っていたのはこのキューブ型のフィナンシェたち!シアトルでフィナンシェを扱うカフェに出会ったのは初めてで、感動が抑えられません。

Cafe An'Clair

フィナンシェに感動していると、美人な店員さんたちが声をかけてくださいました。これらのデザート、パン類はすべて毎朝焼いたもので、いつも朝の6時前からキッチンに立つそうです。味はその日によって変わるので、来店する時のお楽しみ。この日は、ゆず味やヌテラ味、グルテンフリーのものなど、6種類の味が並んでいました。

さて、ここまで読んでくださった方の中には、気づいた方もいらっしゃるかもしれません。そうなんです、このカフェ、日本にあるカフェと似ていますよね。可愛らしい内装に加え、シアトルカフェには珍しい焼き菓子、そしてゆず味のフィナンシェ。実は、このカフェのオーナーは韓国系の方なんです。韓国では日本と同様おしゃれなカフェが続々と増えているらしく、味やデザインなどが日本人の好みと似ているように感じたのもうなずけます。

Cafe An'Clair

先程フィナンシェに見とれている私に声をかけてくださったオーナー一家の美人姉妹。コーヒーが好きな姉 Anthea さん(写真左)と、お菓子作りが好きな妹 Claire さん(写真右)が、姉妹でカフェを始めたいと思ったのがきっかけだそうです。素敵ですよね!とても親切にお話をしてくださいました。

妹さんにおすすめのドリンクを聞いてみると、抹茶ラテとのこと。私は小学校6年生の頃から無類の抹茶好きなのですが、不覚にもこのお店に抹茶ラテがあったことに気が付きませんでした。これは試さなければ!ということで、「抹茶ラテにコンデンスミルクを追加して甘くするのが好きなの」と言う妹さんのおすすめ通りに注文してみました。

Cafe An'Clair

注文を受けたバリスタのお兄さん、マグカップに抹茶を入れ、お湯を少々そそぐと、茶筅を使い、抹茶を立て始めました。マグカップと茶筅、見たことのない組み合わせですが、想像以上に本格的で、期待も膨らみます。

そして、フィナンシェですが、悩みに悩んで、はちみつ、ラズベリー、ゆず味を一つずつ注文しました。「食べ過ぎでは?」という声が聞こえてきそうですが、3つに絞るのが限界でした(笑)。

Cafe An'Clair

かわいい抹茶ラテとフィナンシェ、もう完璧な組み合わせです。

日本から仕入れた抹茶を使用しているという抹茶ラテは注文を受けてから作られていて、正直今まで飲んだ抹茶ラテの中で一番美味しく感じました。コンデンスミルクのほどよい甘さと、抹茶の苦味が絶妙なバランスをとっています。

そしてフィナンシェは、脂っこすぎず、かつ驚くほどもちもちの食感で、これまた今まで食べたフィナンシェの概念を覆す美味しさ。やや大げさに聞こえるかもしれませんが、コーヒーはもちろん、カフェでは焼き菓子やケーキも楽しみたい派の私にとって、本当に幸せなひと時でした。

Cafe An'Clair

さて、「いつでもどこでも TO GO」の名の通り、帰り際にカフェラテ(12oz)を TO GO で注文すると、かわいいスリーブがついてきました。黒いスリーブには、一つひとつ手書きでカフェの名前「Cafe An Clair」の文字が。スリーブにまできちんとこだわるカフェはあまり多くありません。個人的に非常に集めがいのあるスリーブ!気配りの細やかさに脱帽です。

同店では、Counter Culture Coffee のコーヒー豆を使用しており、ラテやアメリカーノなど、淹れ方や好みによって3種類の豆を使い分けています。次訪れる際は、フィナンシェと共にコーヒーの飲み比べを楽しむことにします。

Cafe An'Clair

お店のロゴも、シンプルなデザインで、落ち着いたかわいらしさがあり、素敵ですよね。ちなみに、この「Cafe An Clair」というカフェの名前、姉の「Anthea」さんと妹の「Claire」さんの名前に由来しているそうです。仲の良さが伺えます。

洗練されたデザイン、BGM のない静かな店内と暖かい光。ラテを飲んでいる間もぽかぽかしていて、ほっこりしました。

美味しいラテや焼き菓子はもちろんですが、この新しい素敵なカフェで、春の陽気に包まれながら落ち着いた時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?

Thank you for a great time and coffee!

次回は、夏が待ち遠しくてビーサンデビューをした真洋(まさひろ)さんです。気が早すぎますね(笑)。お楽しみに!

Cafe An Clair
826 Thomas Street, Seattle(地図
【席数】約25
【公式サイト】なし
【Wi-Fi】 なし
【電源】 なし

興梠美羽

興梠 美羽(Myu Korogi)
1996年、宮崎県宮崎市生まれ。実家は創業105年になるうどん屋を経営。幼いころから食とビジネスに興味があり、高校卒業後は関西にある大学の農学部に進学。現在は休学してIBPプログラムでワシントン大学に留学中。コーヒーをテイクアウトするともらえるスリーブを集めるのがマイブームで、基本的に TO GO(テイクアウト)で注文する。留学4ヶ月でコレクションは既に60枚以上。

掲載:2018年3月

このコラムの内容は執筆者の個人的な意見・見解に基づいたものであり、junglecity.com の公式見解を表明しているものではありません。



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