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第7回 ローンの組み換え(Refinance)について

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みつこ・ミラーさん

みつこ・ミラー(NMLS 107855)
シニア・モーゲージ・スペシャリスト

ディレクターズ・モーゲージ(NMLS 3240)

11400 SE 8th Street, #400, Bellevue
直通:(206) 679-3371
メール:mitsuko.miller
公式サイト:www.directorsmortgage.com

前回まではまだ住宅ローンを組んだことのない方向けにご説明しましたが、今回は一度組んだローンを組み換える場合についてご説明したいと思います。

Refinance をする目的は?

Refinance(リファイナンス:組み換え)をする目的はさまざまです。

1.Rate(利子)を下げるため
一度組んだローンの利子が6%なのに、巷では利子が5%に下がっているとします。そういう時に組み換えをして5%の利子のローンにすることができます。また、もし現在のローンの利子が変動制だった場合、固定金利に変えることもできます。

2. Cash Out Refinance
長い間住んでいる間に家の価値が上がった場合、この Equity(純資産)を借り出すことができます。例えば、$300,000で購入した家が何年かして$100,000値上がりすると、現在の家の価格は$400,000です。お子さんの大学進学のための資金にしたり、クレジットカードの借金を完済したり、または台所のリモデルをしたりと利用の仕方はさまざまですが、この場合は、最初に組んだローンの残額とEquityの借入額を足して新しい一つのローンにして組み替えます。いずれの理由にしろ、住宅ローンのレートは一番安定しており、30年という長い期間で借り入れることができるので、毎月の返済額が一番低くなるよう、組み換えを利用するというわけです。

Refinance をするべき?

でも、Refinance をするのが必ずしも得になるとは限りません。レートばかり見て、下がったからだけでは得しないこともあります。

また、ローンの申請をしたからと言って、得もしないのにやらなくてはいけないということもありません。誰も強制はできませんので、いつでもキャンセルできます。やはりクロージングコストがかかるわけですから、それも含めて検討する必要があります。また、そこにどのくらい住み続けるかによっても違ってきます。目的によっては、30年の固定金利のローンでない方がよいかもしれません。住宅ローンを会社経営に役立てる人もいます。

Refinance は「資金運用」

ローンオフィサーに、Refinance の目的、最終的に達成したいこと(例えば毎月の返済額を減らしたいなど)を伝え、いろいろ計算をしてもらうようにしてください。

ただ「借金」という考え方ではなく、「資金を運用する」という考え方の方があっているかもしれません。住むだけの家でなく、よりよい生活を築くためにいろいろ工夫できることを知って利用していただけると幸いです。

掲載:2018年10月

当コラムを通して提供している情報は、一般的、及び教育的情報であり、読者個人に対する解決策や法的アドバイスではありません。



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