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第126回 ワシントン州法・シアトル市条例による最低賃金の引き上げ

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ワシントン州では、2019年1月より、最低賃金が1時間12ドルとなります。さらに、最低賃金保障、賃金の交渉、有給病気休暇等の支払いを要求する従業員を守るため、雇用者による報復を厳しくとりしまるための法律が改正されます。

また、シアトルでは、シアトル市条例の改正により、毎年計画的に最低賃金の増加が予定されています。最低賃金の設定は、従業員数が501人以上の企業と500人以下の企業に分けられていますが、2019年1月からは、501人以上従業員がいる企業は最低賃金が1時間につき16ドル、従業員が500人以下の企業は最低賃金が1時間につき15ドルとなります。

この最低賃金は、従業員が500人以下の企業の場合は従業員の医療費等の福利厚生も含めることができ、福利厚生を含む場合は最低1時間12ドルの支払いを求められます。しかし、従業員が500人以上の企業は福利厚生等を含めずに16ドルの支払いを求められます。

なお、これらの最低賃金制度は、上級一般職の従業員は該当しません。

シャッツ法律事務所
弁護士 井上 奈緒子さん
Shatz Law Group, PLLC
www.shatzlaw.com

当コラムを通して提供している情報は、一般的、及び教育的情報であり、読者個人に対する解決策や法的アドバイスではありません。 読者個人の具体的な状況に関するご質問は、事前に弁護士と正式に委託契約を結んでいただいた上でご相談ください。

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