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ワシントン州による銃規制の一部は「違憲」 カウリッツ郡判事

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ワシントン州のカウリッツ郡判事が、「装弾数が10発以上のマガジン(high capacity magazine)の売買を禁止するとの州議会による決定は違憲」との判断を示しました。

シアトル・タイムズによると、カウリッツ郡最高裁判所のゲーリー・バショー判事は、このように判断するにあたり、「州による銃規制は、銃規制に関する国の歴史的伝統に合致したものでなければならない」とした連邦最高裁判所の2022年ブルエン判決を引用しました。バショー判事は、ワシントン州はこの規制を正当化するには、合衆国憲法修正第2条が採択された頃の歴史的な法律を示す必要があり、それを怠っていると指摘しています。

これに対し、ワシントン州のボブ・ファーガソン司法長官は州最高裁判所に緊急上訴を行い、上訴手続き中もこの法律を有効とするよう求めて認められたため、売買禁止令は今のところ維持されることになりました。

ワシントン州ケルソー市の銃器専門店 Gator’s Custom Guns は、2022年に売買が禁止された大容量マガジンを違法に販売していたとしてワシントン州司法長官事務所に起訴され法廷で争っていますが、カウリッツ郡最高裁判事の判断が出されてからワシントン州政府が売買禁止を維持する判断をするまでの約90分間に、数百個の大容量マガジンを販売したと、OPBなどで報じられています。

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