US News が発表した「アメリカで最高の州」ランキング(Best States Rankings)の2024年版で、ワシントン州は総合8位となりました。
最高の州ランキング Top 10
- ユタ州
- ニューハンプシャー州
- ネブラスカ州
- ミネソタ州
- アイダホ州
- アイオワ州
- バーモント州
- ワシントン州
- フロリダ州
- マサチューセッツ州
同じく西海岸のオレゴン州は総合31位、カリフォルニア州は総合37位。最下位はルイジアナ州でした。
このランキングは、州が提供するヘルスケア、教育、経済、橋・道路・インターネットなどのインフラ、機会、州の財政状態、治安、自然環境の8つの分野における71の指標のデータに基づいて、全米50州をランク付けしたものです。
ワシントン州の評価と他州との比較
ワシントン州は、再生エネルギーの利用、道路や橋の質、住民の高速インターネットへのアクセスなどを含むインフラで総合7位、ヘルスケアへのアクセス、健康ケアの品質、および公衆衛生の結果を反映するヘルスケアで総合8位となりました。
一方、犯罪・更生は39位、教育は13位、経済は14位、雇用の機会は37位、州財政は14位、自然環境は11位となっています。
特にワシントン州は、財産犯罪(property crime)に関して状況が悪化し、全米50位にランクされています。暴力犯罪に関しては全米28位となっています。
また、機会(opportunity)の分野も全米37位と低く、2023年の31位から順位を落としています。特に、手頃な価格(affordability)の面では、生活費(全米48位)と居住費(全米45位)の高さが影響し、全米47位にランク付けされました。ワシントン州よりも affordability が低い州は、カリフォルニア州、ハワイ州、ニュージャージー州のみ。
ワシントン州は2021年・2022年は総合1位、2023年は総合2位でしたが、今年は8つの分野のうち7つでランクを落とし(改善したのはヘルスケアのみで11位から10位に上昇)、犯罪・更生では19位から39位にまでランクを落としています。