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シアトルの主なニュース&話題:2024年1月7日(日)〜1月13日(土)

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今週から、日本語の読者の方にご興味を持っていただけそうなシアトルのビジネスや経済に関連したニュースや話題を短くまとめてお伝えしていくことも始めます。公式発表や主要メディアの原文記事へのリンク付きで、短時間で読める内容にしますので、ぜひ、日々の情報源の一つとしてご活用ください。

もくじ

2024年1月13日(土)

アプリを通じた食品配達、シアトルでさらに値上がり

アプリを通じたサービスで食品を配達するギグワーカーに最低賃金などを設定する法律が、今月13日に施行されました。この法律は2022年に成立したもので、例えば Uber Eats を通してのすべての注文には新たに5ドルの手数料が Local Operating Feeとして追加されることになると、GeekWireは報じています。また、InstacartとDoorDashも新たな手数料を追加したり、料金構成を変更すると発表しています。

アラスカ航空、737-9 MAX の一部の予備点検を開始

アラスカ航空(本社:ワシントン州シータック)は今週末、737-9 MAX機の一部に対して予備点検を開始したと発表しました。予備点検を受ける可能性があるのは、最大20機です。アラスカ航空は、連邦航空局(FAA)による広範囲にわたるボーイングおよびそのサプライヤーであるスピリット・エアロシステムズの安全プロセスの監査とレビューを歓迎しており、さらに使用する飛行機の製造における品質管理を強化することを予定しています。発表の全文はこちら

2024年1月12日(金)

FAA(連邦航空局)、ボーイングに対する監督を強化すると発表

FAA(連邦航空局)は12日、「約171機のボーイング737-9 MAX機の運航を即座に停止する措置をとった後、FAAは製造ラインとサプライヤーに対する監督の即時強化を実施する」との声明を出しました。具体的には、「ボーイング737-9 MAX生産ラインとそのサプライヤーを対象とする監査を実施し、ボーイングの承認された品質手順への遵守を評価分析した結果に基づき、追加の監査が必要かどうかを決定する」など。発表全文はこちら

アラスカ航空、ボーイング737-9 Max の運航停止を今月14日(日)まで延長

アラスカ航空(本社:ワシントン州シータック)は、ボーイング737-9 Max の運航停止を14日(日)まで延長すると発表しました。これは今月5日(金)にオレゴン州ポートランド国際空港を出発したフライトでプラグドアが外れ吹き飛んだ事故による影響です。同社によると、14日まで737-9 Maxを運航停止することにより、1日あたり110〜150便が欠航することになります。検査を開始するには、「ボーイングから提供される、FAAによって承認された737-9 MAX航空機の点検の詳細を含むマルチオペレーターメッセージ(MOM)の最終版」など、必要なものがあるとのことです。発表の全文はこちら

カレン・デボア氏、ワシントン大学からアラバマ大学へ

2022年と2023年の2シーズンにわたりワシントン大学フットボールチームの監督を務めたカレン・デボア氏が、アラバマ大学フットボールチームの監督に就任することが発表されました。ワシントン大学は「カレン・デボア氏はワシントン大学フットボールチームを驚くべき戦績へと導き、我々が最高レベルで戦えることを世間に示した。デボア氏が去ることを選んだのは残念だが、彼はフィールド内外で強固な基盤を残してくれた。アラバマでの彼の今後の成功を祈る」との声明を発表し、後任の監督探しを早急に始めると述べました。

アジア系アメリカ人、全有権者数の6.1%に増加

2024年は大統領選挙の年です。ピュー研究所によると、米国でアジア系アメリカ人の有権者は過去約20年間で増加しており、全有権者の6.1%を占めるまでになりました。特に過去4年間に約200万人、すなわち15%増加していることから、「2020年以降において最も速く増加している国内の有権者の民族グループ」となっています。同期間中の全有権者の成長率(3%)や、ヒスパニックの有権者の成長率(12%)を上回っています。2022年の時点で、アジア系アメリカ人の有権者の大多数(55%)が住んでいるのはわずか5州:カリフォルニア州(440万人)、ニューヨーク州(120万人)、テキサス州(110万人)、ハワイ州(58万人)、ニュージャージー州(57.5万人)。しかし、有権者の過半数をアジア系が占めるのはハワイ州のみです。

アジア系は民主党に投票する傾向あり

アジア系は民主党に投票する傾向があります。ピュー研究所の分析によると、2020年の選挙で、英語を話す、単一人種の非ヒスパニック系アジアの有権者の72%が民主党のジョー・バイデンに投票したと回答しました。一方、共和党のドナルド・トランプ氏に投票したと回答したのは28%でした。

2024年1月11日(木)

シアトル市で2023年に殺人が増加 1994年・1996年と同じ69件に

シアトル市で2023年に起きた殺人件数は69件で、1994年と1996年に記録された件数に並びました。また、シアトルを含むキング郡の2023年の殺人件数は141件で、2019年の殺人件数のほぼ倍となっています。シアトル・タイムズによると、キング郡の殺人件数は2014年は54件でした。2019年は前年から減少して74件、2022年は前年と同じ119件でしたが、その他の年では増加が続いています。前述のシアトル市での殺人件数は、キング郡全体のほぼ半分にあたります。

シアトル市内で一人暮らし世帯が増加

国勢調査局が発表した新しいデータで、2022年におけるシアトルの36万7000世帯のうち、ほぼ43%が一人暮らしで、2019年の約38%から増加したことがわかりました。シアトル・タイムズによると、一人暮らし世帯数は2019年は13万世帯でしたが、それ以後20%増加し、記録的な15万6000世帯に達しています。この増加率は、アメリカの50大都市の中でシアトルがはマイアミに次いで2番目でした。また、そのうち75%は賃貸住宅に住んでいます。

FAA(連邦航空局)、ボーイングに対する正式調査を開始

FAA(連邦航空局)は、今月5日に起きたボーイング737-9 MAXの事故を受け、ボーイング社に対する正式調査を開始したことをボーイング社に通知したと発表しました。「この事故は起こるべきではなく、二度と起こってはならない。FAAは、ボーイングに対し、同社が承認された設計に従って完成した製品を確保し、FAA規制に準拠した安全な運用状態であるかどうかを判断するための調査を行っていることを正式に通知した。この調査は、ボーイング737-9 MAX型機が「プラグ」タイプのキャビンのドアが外れ、その他の不一致が発生した事故に基づいている。ボーイングは製造作業において、法的に求められている高い安全基準に準拠する必要がある」と述べています。発表前文はこちら

ワシントン州西部でもEV充電ステーションを増加

ワシントン州西部に、新たに180台以上の電気自動車(EV)の充電ステーションが設置されることになりました。シアトル・タイムズによると、これは「2030年までに少なくとも50万台の充電ステーション網を構築する」というバイデン政権の計画の一環。AP通信は、全米の公共充電ステーションは70%増の16万8426台となったと報じていますが、ワシントン州ではさらなる設置を求める声が高まっています。ワシントン州では15万台近いEVが登録されています。

ワシントン州、教育ツールとしてAIを取り入れる指針を発表予定

ワシントン州公立教育指導局(OSPI: Washington State Office of Superintendent of Public Instruction)は、人工知能(AI)を教育ツールとして取り入れる指針を近く発表する予定であることがわかりました。これは州教育長のクリス・レイクダル氏がK-12教育システムの年次状況報告で発表したもので、国や世界をリードし、国内のモデルとなるとのこと。この件について報じたGeekWireによると、これまでにAIと教育に関する指針を発表しているのはオレゴン州とカリフォルニア州のみ。

Google、複数部門で数百人を解雇

CNBCは、Googleが効率化と「最も重要な製品の優先順位」に焦点を当てる取り組みの一環として、社内の複数部門にわたり数百人を解雇したと報じました。対象となったのは、Googleのハードウェア部門や中央エンジニアリングチーム、さらには音声活性化ソフトウェア製品であるGoogleアシスタントを担当する従業員など。

2024年1月10日(水)

アラスカ航空、ボーイング737-9 Max の運航停止を今月13日(土)まで延長

アラスカ航空(本社:ワシントン州シータック)は、ボーイング737-9 Max による運航を13日(土)まで欠航すると発表しました。これは今月5日(金)にオレゴン州ポートランド国際空港を出発したフライトでプラグドアが外れ吹き飛んだ事故による影響です。発表の全文はこちら

Amazon、Twitch、プライム・ビデオ、MGM Studios部門で人員削減を発表

Amazon(本社:シアトル)は、Twitch、プライム・ビデオ、MGM Studios 部門で数百人の人員を削減すると発表しました。CNBCは、Twitch では500人以上、プライム・ビデオとMGM Studios では数百人が対象となると報じています。

シアトル・シーホークスのピート・キャロル監督が退任を発表 

2010年からシアトル・シーホークスの監督を務めてきたピート・キャロル監督が、記者会見で退任を発表しました。キャロル監督は先日の試合直後は続投の希望を語っていましたが、シーホークスの発表によると、今後はアドバイザーとしてシーホークスと関わっていくとのこと。それがどのような職務になるのかは、現時点では明確になっていません。14シーズンにわたり、常にエネルギッシュでコンペティティブ、それでいて楽しそうにしていたキャロル監督の姿を試合で見られなくなることに衝撃を受けた現役選手や元選手、関係者、ジャーナリストをはじめ、たくさんの人がソーシャルメディアなどで監督との思い出や感謝の気持ちをシェアしています。主要メディアは次の監督候補を挙げた記事を出し始めており、今後の展開に注目です。

2024年1月9日(火)

FAA(連邦航空局)、ボーイング737-9 Maxの使用停止を発表

FAA(連邦航空局)は、「安全に運用に戻れると判断するまで、プラグドアを備えたボーイング737-9 Maxの運航を停止する」と発表しました。点検を開始するには、ボーイングから運用者向けの点検とメンテナンスの指示が提供される必要があります。その初版は8日に提供され、フィードバックに基づき修正版が作成されており、今後、修正版の徹底的なレビューが行われるとのことです。発表全文はこちら

ボーイング737-9 Max を使用している米国の航空会社は2社のみ

CBS News によると、米国でボーイング737-9 Maxを使用しているのは、アラスカ航空とユナイテッド航空の2社のみです。「ユナイテッド航空は世界で最も多くのMax 9を運用する航空会社です。航空分析会社Ciriumによると、この2社は世界中で運用されている215機のMax 9の約3分の2を運用しています」

2024年1月8日(月)

ワシントン大学、カレッジフットボールの全米王者決定戦で敗退

テキサス州ヒューストンでカレッジフットボールの全米王者決定戦が行われ、ワシントン大学はミシガン大学に34-13で敗れ、30数年ぶりの優勝はなりませんでした。ミシガン大学にとっては1997年以来の優勝となります。カレッジフットボールの公式サイトはこちら

アラスカ航空の乗客、ボーイングを訴える

今月5日(金)にオレゴン州ポートランド国際空港を出発したアラスカ航空のフライトで使用されていたボーイング737-9 Max のプラグドアが外れ吹き飛ぶ事故が発生しました。AXIOSは、このフライトに乗っていた乗客が「この事件が一部の乗客に身体的な怪我を負わせ、ほとんど全員に精神的なトラウマを与えた」として、ボーイングに対し、ワシントン州で訴訟を起こしたと報じています。

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