フィリピン航空(PAL)は、2024年10月にシアトル・タコマ国際空港(SEA)とフィリピンのマニラにあるニノイ・アキノ国際空港(MNL)を結ぶ直行便を就航すると発表しました。
2023年に米国からフィリピンを訪れた観光客は90万人以上で、フィリピンの国別観光客では2番目に多く、特にワシントン州とオレゴン州のフィリピン系アメリカ人の人口は24万人以上であることから、シアトル〜マニラ路線の就航を求める声が高まっていました。
これにより、フィリピン航空は、フィリピンと米国太平洋北西部を結ぶ初の航空会社となり、シアトルは米国で6番目、北米では8番目の就航都市となります。フィリピン航空はすでに、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ニューヨーク、ホノルル、グアムを結ぶ、米国とフィリピン間の最大の直行便ネットワークを運航しています。
また、この就航のプロモーションとして、エコノミークラスは往復771ドル、ビジネスクラスは往復3,071ドル提供されています(米ドル)。この価格での予約受付は2024年4月30日までで、2024年10月2日から11月30日まで、また2025年2月1日から3月22日までの旅行が対象です。
運航スケジュール 週3便
運航日は水曜と金曜、日曜で、週3往復。運航スケジュールは次のとおりです。
PR125便 | シアトル発 午後11時40分 | マニラ着 午前4時45分(翌々日) | 運航日:水金日 |
PR124便 | マニラ発 午後10時40分 | シアトル着 午後7時15分 | 運航日:水金日 |
使用機材はエアバスA350-900型機
フィリピン航空は、シアトル〜マニラ路線にボーイング777-300ERを使用し、ビジネスクラスにはフルフラットシートを備えます。
同航空は、長距離航空機のリニューアルに向けた第一歩として、ボーイング777-300ER機を追加しており、2025年第4四半期から新たに9機のエアバスA350-1000が順次納入される予定です。
シアトル・タコマ国際空港、外国の都市との直行便を拡充
シアトル・タコマ国際空港(SEA)は現在、25の航空会社が外国の30都市と直行便を運航しています。2024年に発表された新しい国際線は、以下の通りです。
アラスカ航空:シアトル〜トロント 2024年5月就航
ルフトハンザ:シアトル〜ミュンヘン 2024年5月就航
デルタ航空:シアトル〜台北 2024年6月就航
チャイナエアライン:シアトル〜台北 2024年7月就航
フィリピン航空:シアトル〜マニラ 2024年10月就航