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国立公園局のジュニア・レンジャー・プログラム、ベインブリッジ・アイランドの日系アメリカ人排除記念碑でも始まる

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国立公園局が、日本人と日系アメリカ人が収容された強制収容所の一つでアイダホ州にあるミニドカ国定史跡と、ワシントン州のベインブリッジ・アイランドにあるベインブリッジ・アイランド日系アメリカ人排除記念碑の2カ所で、その歴史と影響について学ぶジュニア・レンジャー・プログラムを開始しました。

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ベインブリッジ・アイランド日系アメリカ人排除記念碑『二度とないように』
ジュニア・レンジャー・プログラム

日本人がアメリカ北西部に移住したのは1880年代のこと。その後、ベインブリッジ・アイランドにも日本人とその子孫の日系アメリカ人のコミュニティができました。

しかし、1941年12月7日(現地時間)に日本軍がハワイの真珠湾を攻撃したことで日本と米国の戦争が始まり、ルーズベルト大統領が1942年3月24日に発令した大統領令9066号によって、米国西海岸に住んでいた日本人・日系アメリカ人の強制収容が決定。同年3月30日、西海岸で最初の強制退去の対象となったベインブリッジ・アイランドに住んでいた276人の日本人と日系アメリカ人は、一人につき1個のスーツケースに入れられる持ち物だけで家を追われ、砂漠地帯などの強制収容所に収容されました。

太平洋戦争の間に強制収容された日本人・日系アメリカ人は約12万人にのぼりましたが、その3分の2は米国で生まれた米国市民でした。残る3分の1は日本から移住した日本人で、当時は日本人の米国籍の取得は法律で許可されていませんでした。

ジュニア・レンジャー・プログラムは子どもなら誰でも参加できます。ミニドカ国定史跡やベインブリッジ・アイランド日系アメリカ人排除記念碑を訪れて、それぞれの場所のために作られた The Junior Ranger Booklet をレンジャーからもらってアクティビティを完了すると、ジュニア・レンジャーのバッジがもらえます。

The Junior Ranger Booklet は、ビジター・センター、またはオンラインでダウンロードできます。実際に現場に行くことができない場合は、オンラインでダウンロードし、Eメール、または郵便で送ると、それぞれの担当者が内容を確認し、バッジを返送してくれます。

ベインブリッジ・アイランド日系アメリカ人排除記念碑のブックレットのデザインとイラストレーションを手がけたのは、ワシントン州日本文化会館に勤務するグラフィック・デザイナーの中村有理沙さん。当時の写真や記録を細部まで確認し、イラストレーションに反映したと話してくれました。

ミニドカ国定史跡
Minidoka National Historic Site

1428 Hunt Road
Jerome, ID 83338
Email: MIIN_Information@nps.gov
ブックレット: https://www.nps.gov/miin/learn/kidsyouth/upload/MIIN-JR-RANGER-updated-3-26-508-1.pdf

ベインブリッジ・アイランド日系アメリカ人排除記念碑
The Bainbridge Island Japanese American Exclusion Memorial

4192 Eagle Harbor Dr NE
Bainbridge Island, WA 98110
ブックレット: https://www.nps.gov/miin/learn/kidsyouth/upload/V4-JuniorRangerBAISBooklet_508Online.pdf
※ベインブリッジ・アイランド日系アメリカ人排除記念碑のブックレットのアクティビティを完了した後の郵送先:
Klondike Gold Rush National Historical Park
319 Second Avenue South
Seattle, WA 98104
Email: KLSE_Ranger_Activities@nps.gov

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