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リンウッド市のティーンのレイプ事件 Netflix ミニシリーズ『Unbelievable』に

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2008年にワシントン州リンウッド市のアパートメントで男にナイフを突きつけられレイプされたと警察に通報した当時18歳の女性。その証言に食い違いがあると指摘したリンウッド警察の男性の捜査官や、「注目を浴びたくて作り話をしているのでは」というフォスターマザーからのプレッシャーから少女は証言を取り下げますが、その後、コロラド州で起きた連続レイプ事件の犯人の所持品から、少女が真実を話していたことが明らかになりました。

Netflix はこの事件をミニシリーズ化。9月13日からストリーミングが開始されました。

Netflix Unbelievable

Kaitlyn Dever as Marie Adler in Unbelievable. © BETH DUBBER/NETFLIX

この事件を少女が通報した時点で報道したワシントン州エベレット市の The Daily Herald によると、少女の通報からしばらくしてカークランド市で当時63歳の女性がレイプされる事件が発生し、事件の共通点からカークランド警察がリンウッド警察に問い合わせたものの、リンウッド警察は十分な対応をしていませんでした。

少女の証言が真実だったことが証明されたのはそれから3年後で、コロラド州で4人の女性をレイプした容疑で逮捕された男が被害者に対する性的暴行を撮影した写真に少女の写真が含まれていたためでした。男はコロラド州の一連の事件で懲役325年を宣告され、リンウッド市とカークランド市の女性のレイプに対しても2012年に28年の懲役を宣告されています。

今回のミニシリーズは、この一連の流れを追い、ピューリッツァー賞を受賞した記事『An Unbelievable Story of Rape』をベースに、スザンナ・グラント、マイケル・シェイボン、アイアレット・ウォルドマンが脚本を手がけています。

リンウッド市の被害者女性は不当に処罰されたとして同市を訴え、2014年に賠償金15万ドルで和解しました。The Daily Herald によると、この女性が虚偽の通報をしたとして有罪とされた記録は抹消され、当時支払った罰金も返金されたということです。



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