国勢調査局が新たに発表した2018-2022年のアメリカン・コミュニティ・サーベイ(ACS)のデータで、アメリカ合衆国の5歳以上の4分の3以上(78.3%)は、家庭で話す言語が英語のみであることがわかりました。
家庭で話す言語が英語のみの人の割合は、2013-2017年の78.7%から、わずかに減少したことになります。
家庭で英語以外の言語も話す人の割合は2013-2017年の21.3%から21.7%に増え、2022年の5歳以上の人口約3億1209万人のうち推定約6772万人が家庭で英語以外の言語を話しています。1980年の2310万人(約10人に1人)と比べると、3倍近くになりました。
英語以外の言語は、スペイン語が大多数
家庭での英語以外の言語は、スペイン語(61.1%)が最も多く、中国語(すべての方言を含む)(5.1%)、タガログ語(フィリピン語を含む)(2.5%)と続きます。
また、スペイン語を話す人の61.0%、中国語(すべての方言を含む)を話す人の48.2%、タガログ語(フィリピン語を含む)を話す人の69.8%が、英語を “流暢に” 話すグループに分類されています。
「家庭で日本語も話す」と回答した人
「家庭で日本語も話す」と回答した人は、1980年から増減があるものの、1980年と比較すると2022年は9万5000人以上増えています。
1980年 336,318人
1990年 427,657人
2000年 483,676人
2010年 443,497人
2019年 455,003人
2022年 431,996人
このうち、「英語を “流暢に” 話す」グループに分類されたのは26万496人。「流暢なレベルではない」グループは171,500人でした。1980年〜2019年のデータはこちらのPDFでも見ることができます。
5歳以上の住民のうち、アメリカ生まれ育ちの人は96.9%。外国生まれの人は3.1%で、そのうち帰化した人は2.0%、外国籍は1.1%でした。