巡回展『Hokusai: Inspiration and Influence』 シアトル美術館で10月19日から公開

ボストン美術館（MFA）が所蔵する葛飾北斎（1760–1849）の木版画、絵画、絵本など100点以上の作品と、北斎の師匠や師弟、ライバル、崇拝者の作品200点以上を組み合わせ、多才な巨匠の作品に新たなアプローチで迫ります。

各ギャラリーでは、北斎の作品とともに、北斎の娘・応為、歌川広重や歌川国芳、アンリ・リヴィエールやフェリックス・ブラックモンら19世紀のアメリカやヨーロッパの画家たち、そしてヘレン・フランケンサーラーや奈良美智、青島千穂ら近現代の画家たちの作品も展示され、北斎が何世紀にもわたって世界中に与えた影響を体感できるようになっています。

また、『神奈川沖浪裏』 が中心となるセクションでは、 John Cederquist の 『How to Wrap Five Waves』（1994–95）、Roy Lichtenstein の 『Drowning Girl』（1963）、Andy Warhol の 『The Great Wave (After Hokusai)』（1980–87）、そして日本人初のレゴ®認定プロビルダーの三井淳平氏がレゴ®で再現した『神奈川沖浪裏』など、象徴的なイメージを模倣または引用した作品も展示されています。