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世界の1000都市ランキング「グローバル・シティーズ・インデックス」 シアトルは第6位

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オックスフォード・エコノミクスは21日、新しい都市指数「グローバル・シティーズ・インデックス」の第1回を発表。シアトルはテクノロジー産業が牽引する経済力のおかげで、第6位となりました。

もくじ

評価の指標と上位20位の都市

この新しい都市指数は経済、人材、生活の質、環境、ガバナンスの5つのカテゴリの27の指標について都市を評価したもので、1位はニューヨーク、2位はロンドン、3位はカリフォルニア州サンノゼ、4位は東京、5位はパリに決定しました。

上位50都市の大半は米国とヨーロッパの都市が多く選ばれており、アジアからは東京(4位)以外では、韓国のソウルが41位、シンガポールが42位と3都市のみでした。オーストラリアは、メルボルンが9位、シドニーが16位、パースが23位に入っています。

  • ニューヨーク
  • ロンドン
  • カリフォルニア州サンノゼ
  • 東京
  • パリ
  • シアトル
  • ロサンゼルス
  • サンフランシスコ
  • メルボルン
  • チューリッヒ
  • ボストン
  • ダブリン
  • ワシントンD.C.
  • ストックホルム
  • コペンハーゲン
  • シドニー
  • トロント
  • ダラス
  • オスロ
  • バンクーバー(カナダ)

シアトルの高評価には経済面が貢献

シアトルが6位となった理由として、オックスフォード・エコノミクスは経済力を一番に挙げています。GDP成長率、雇用成長率、経済の多様性などの指標が含まれている経済カテゴリで、シアトルは第4位となりました。

「マイクロソフトやアマゾンが本拠を構える同市の主要技術部門は、世界のどの都市とも肩を並べるほどだ。また、ボーイングが創業した都市であるシアトルの航空宇宙産業も経済に大きく寄与している。さらに、スターバックス、コストコ、ノードストロムなどの多くの小売業の本社もシアトルにある。この多様な大企業の存在により、シアトルは指数内で一人当たりGDPのレベルが最も高い都市の一つとなり、経済の安定性も高い評価を受けている」

一方、人材カテゴリでは、高い教育を受けた人材がいる一方で、人口増加が予想より遅く、高齢化が影響し、世界40位となりました。

また、生活の質は56位で、大きな所得格差を引き起こしている可能性や、住宅価格と賃料が上昇し、住宅の手頃さがますます重要な問題となっていることが指摘されています。気温の異常や沿岸洪水および嵐による脆弱性があることも評価を下げた理由です。自然環境や音楽や美術などの文化的環境、空気の質の良さは高評価となりました。

シアトルの強力なビジネス環境は、ガバナンスランクにもプラスの影響を与えています。しかし、米国全体と同様に、政治的不安定さがあるとして184位となりました。「特に、2024年の大統領選挙を控えた状況ではその傾向が顕著である」

国勢調査局が16日に発表したデータによれば、2022年7月1日から2023年7月1日までの間にシアトルの人口は約5,900人増えたのみで、成長率は0.8%にとどまりました。これは全米50大都市の中で13番目で、 シアトルは引き続き全米で18番目に人口の多い都市であることには変わりありません。

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