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コロナ(COVID-19)感染後の慢性疲労 リスク4倍の可能性 CDC発表 

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「COVID-19(新型コロナウイルス)は慢性疲労(chronic fatigue)を発症するリスクが4倍になることと関連している」と、CDC(疾病予防管理センター)とワシントン大学の研究者が発表しました。

CDCが「Emerging Infectious Diseases」誌に掲載した新たな分析では、2020年2月から2021年2月にかけて、ワシントン州にある Harborview Medical Center、UW Medical Center Northwest、およびUW Medical Center Montlake の3つの病院と、ワシントン州全体で医療サービスを提供する300以上のプライマリケアと専門クリニックを受診した18歳以上の感染者約4600人と感染しなかった約9000人のデータが採用されました。

その結果、COVID-19感染者の9.5%が疲労(fatigue)の症状が現れ、感染しなかった人よりも疲労感の症状が現れるリスクが1.68倍になる可能性が高いことがわかりました。また、COVID-19感染後に慢性疲労(chronic fatigue)に発展するリスクはさらに高くなり、感染していない人の4倍であったとのことです。

さらに、慢性疲労を含むCOVID-19感染後の疲労が、未調整の分析モデルでは女性よりも男性、若者よりも高齢者の間でより多いこともわかりました。また、他に疾患を持つ人々の間でもより多くなっています。

疲労はCOVID-19の後遺症(long COVID)の最も一般的な症状の一つであることから、研究者らは、感染を予防するための対策、必要な臨床ケアの提供、疲労の効果的な治療法を見つける必要性を強調しています。

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