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ビル・ゲイツ「この夏おすすめの5冊」 テレビ番組や映画、そしてオンラインブリッジも

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読書好きで知られるマイクロソフトの共同創業者でゲイツ財団を運営するビル・ゲイツ氏が、恒例の「この夏におすすめの書籍5冊」(Summer Books 2020)を公式ブログで発表しました

「最近の会話や会議のほとんどは、COVID-19と、どうすればこの流れを食い止めることができるかについてだ」と、ゲイツ氏。

「しかし、パンデミックについてもっと知りたいと思っているか、あるいは気を散らすものを探しているからか、私が何を読んでいるのか、何を見ているのかという質問をよく受ける。素晴らしい本やテレビ番組については喜んで話します(おすすめも聞きたいので、他の人が何をしているのか聞くのも楽しい)」

そんなわけで、今回は、いつものおすすめの5冊に加えて、テレビ番組や映画、そしてオンラインブリッジまで幅広いおすすめが紹介されています。

「その特殊な経歴により彼女には驚くべき洞察力がある。彼女が提案する困難な状況への対処法は、多くの人に安らぎを与えてくれると思う」とゲイツが紹介する1冊目は、エディス・エバ・エガーの『The Choice: Embrace The Possible』。16歳の時に家族とともに強制収容されたアウシュビッツで生き延び、アメリカに渡ってセラピストとなったエガーは、これまでにさまざまな著書を出版しています。

その他におすすめしているのは、デイヴィッド・ミッチェルが2004年に出版した『Cloud Atlas』。「読み終わってから長い間、考えたり話したりする小説」「人類の最良と最悪についての非常に説得力のある話を読む気分であれば、私と同じように夢中になるだろう」と評しています。また、ニューヨークタイムズのベストセラーとなったディズニー CEO のロバート・アイガー著『The Ride of a Lifetime(邦題:ディズニー CEO が実践する10の原則)』 は、ここ数年に読んだ最高のビジネス書の一つだそう。4冊目には、前例のない状況にある今、歴史的な比較をするならと、1918年のインフルエンザの大流行についてのジョン・バリー著『The Great Influenza』を挙げています。「人類が1918年と同じ課題にまだ取り組んでいることを気づかされる」。最後の1冊は、昨年ノーベル経済学賞を受賞した、アビジット・バナジー、エステル・デュフロ著『Good Economics for Hard Times(邦題:絶望を希望に変える経済学 社会の重大問題をどう解決するか)』。"現代の経済学者の中でも最も優秀な2人は平均的な人にもわかりやすく経済学を説明することに長けている" 2人が、"アメリカのような富裕国における最先端の政策論争に焦点を当て、不平等と政治的分裂について" 取り上げています。

その他のおすすめは、以前のおすすめリストにも含まれていたエイモア・トールズの小説『A Gentleman in Moscow(邦題:モスクワの伯爵)』、オーストラリアのグラム・シムシオンによる三部作『The Rosie Trilogy』、昨年シアトルでも講演したベトナム系アメリカ人作家ティ・ブイ(Thi Bui)が出産して親になったことでベトナム戦争を生き延び難民となりながら育ててくれた両親に対する感情に変化が起きる様子を描いたグラフィックノベル『The Best We Could Do』、Netflix で観られるパンデミックについてのドキュメンタリー『Pandemic: How to Prevent an Outbreak.』など。また、テレビ番組では『A Million Little Things』『This Is Us』『Ozark』などを妻のメリンダさんと見続けているそう。現実逃避したい場合は、「あまり知られていないが、自分は12回は見ている」という、ロバート・レッドフォードとブラッド・ピットが共演した映画『Spy Game』(2001年公開)がいいかもしれないとのことです。

最後に、オンラインブリッジの最高のパートナーはバークシャー・ハサウェイの会長兼 CEO、投資家で富豪のウォーレン・バフェット氏とのこと。自宅待機の今は直接会うことはないものの、オンラインで遊んでいるそうです。



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