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ワシントン州議会、新たな銃規制の強化を審議 シアトル市長も採択を要求

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ワシントン州議会は、銃の持ち込みを禁止する公共の場所をさらに増やし、銃の購入に許可証の取得を義務付けることなどを盛り込んだ銃規制強化法案を審議しています。

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ワシントン州の状況

AXIOSによると、2023年にワシントン州で起きた銃乱射事件は15件と、少なくとも過去10年で最多を記録。米国の銃犯罪件数をまとめている Gun Violence Archive によると、ワシントン州では21人が死亡、53人が負傷しています。このアーカイブは4人以上が死亡した事件を銃乱射事件(mass shooting)と定義しているので、死者が3人以下の事件も含めると、さらに多くなることが考えられます。

シアトル市長も銃規制強化案の採択を要求

シアトル市のブルース・ハレル市長が8日に発表した今年取り組むべき重要な立法課題には、銃による暴力の削減から、ホームレス問題への取り組み、メンタルヘルスのケア強化、フェンタニル蔓延の阻止、気候変動による最悪の影響の防止まで多岐に渡ります。

さらに、ワシントン州議会に採択を求めていることには、銃の所持に許可の取得を義務付ける法案や、公園、動物園、図書館、交通機関駅などでの銃所持を禁止する提案、また、販売店が30日間に同一人物に販売する銃は1丁までとすることで銃器の大量販売を阻止する提案など、新たな銃規制策が含まれています。シアトル・タイムズによると、シアトルで昨年起きた殺人件数は、1994年と1996年に記録した69件と並びました。

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